資産形成の灯台

投資・投機との関わり方に関する思索を垂れ流すブログ。

Bing Chatパイセンに、未来のマス向け投資アドバイザリーサービスを聞いたった

 

LLM等のGenerative AIが、投資アドバイザリーサービスの「ギャップ」を埋めそう

前から漠然と思っていたのだが、Generative AI、マス層への投資アドバイザリーサービス普及のドライバーになりそうやなぁと。
 
伝統的な投資アドバイザリーサービスは、富裕層向けの商売なんすよね。
対面サービスが基本なのでコストが掛かるし、サービス内容も相続や事業承継、高度な税務相談なんかが中心である。
 
これに対して、マス層は資産規模も小さいので対人サービスじゃコストを回収しにくいし、そもそもそこまで高度なサービスを必要としているわけではない。
20・30代の資産形成期にとっては、「長期・分散・積立」が出来てればだいたい十分なので、低コストなネット経由のリスク許容度の診断&モデルポートフォリオでの運用=ロボアドバイザーでええやろと。
 
他方、入り口におけるヒアリングに基づく運用目的の丁寧な具体化や、その後の継続フォロー(特に、マーケット暴落時のメンタルケア)など、いわゆるゴールベースアプローチ的なものを提供するサービス基盤をあまり聞かず、こうしたよりパーソナルなものって抜けてるよなぁと感じていた。ギャップありますよねと。
 
IFAがこうしたサービスを提供しているのだろうけど、なかなかスケールさせるのが難しいし、コストや顧客側が求めるサービスの水準感の問題もあるのではないかと思う。
つまり、もうちょい気軽に利用できて安くてスケール可能なもんがないかなぁ。
 
そうだね。AIだね。
というわけで、Bign Chatパイセンに「そーゆーサービスの提案してちょ」とお願いしてみた。
以下、その結果と考察を載せる。
 

プロンプト

あなたはAIの専門家です。 投資助言サービスにおいて、将来的なマス層向けのAI活用の可能性についてレポートを書いてください。 マス層は資産規模が小さく、コスト的に対人サービスを提供しづらいことが課題でした。 この文脈において、独創的なAI活用方法を提案してくれることを期待しています。2000字程度でお願いします。
 

Bing Chatの回答

はい、AIの専門家です。投資助言サービスにおけるマス層向けのAI活用の可能性についてレポートを書きます。以下が私の提案です。

投資助言サービスにおけるマス層向けのAI活用の可能性

投資助言サービスは、個人や法人の資産運用に関するアドバイスを提供するサービスである。近年、AI(人工知能)を活用したロボアドバイザーと呼ばれるサービスが注目されている。ロボアドバイザーは、利用者のリスク許容度や目標期間などに応じて、最適なポートフォリオ(資産配分)を提案し、自動的に運用するサービスである¹²。
 
ロボアドバイザーは、マス層向けの投資助言サービスとして大きな可能性を秘めている。マス層とは、一般的には年収500万円以下や金融資産1000万円以下などの基準で定義される中低所得者層を指す³。この層は、従来の対人型の投資助言サービスではコスト面や敷居の高さなどで利用しづらいという課題があった。しかし、ロボアドバイザーはインターネットやスマートフォンから簡単に利用でき、手数料も低く抑えられるため、マス層にとっても気軽に始められる投資方法となっている。
 
しかし、ロボアドバイザーにもまだ改善すべき点がある。例えば、
 
- 利用者のニーズや状況に応じた柔軟な対応ができない
- 利用者とのコミュニケーションが不十分で信頼感や満足度が低い
- 利用者の教育や啓発が不足しており、投資への理解度や関心度が低い
 
これらの課題を解決するためには、より高度なAI技術を活用する必要がある。具体的には、
 
- 対話型AIチャットボット(ChatGPT)を導入する
- 画像生成型AI(Stable Diffusion, Craiyon)を活用する
- 契約書審査型AI(リーガルオン)を利用する
 
これらの提案について詳しく説明する。

対話型AIチャットボット(ChatGPT)を導入する

対話型AIチャットボットとは、自然言語処理(NLP)技術を使って人間と会話できるAIシステムである。米国の研究団体OpenAIが開発したChatGPTはその代表例であり⁴⁵、
  • 豊富なデータセットから学習した幅広い知識と表現力
  • 文脈や感情を理解し適切な返かを返す能力
  • さまざまな話題や目的に対応できる柔軟性
などの特徴を持っている。
 
ロボアドバイザーにChatGPTを導入することで、以下のようなメリットが期待できる。
  • 利用者のニーズや状況に応じたカスタマイズされたポートフォリオの提案が可能になる
  • 利用者とのコミュニケーションが円滑になり、信頼感や満足度が向上する
  • 利用者に投資に関する教育や啓発を行い、理解度や関心度を高める
 
具体的な例としては、
  • 利用者が「子供の教育費を貯めたい」という目的を持っている場合、ChatGPTは「子供の年齢や進路希望、必要な金額など」を聞き出し、それに合わせたポートフォリオを提案する
  • 利用者が「最近株価が下がって不安だ」という気持ちを表明した場合、ChatGPTは「株価の変動は短期的なものであり、長期的に見れば回復する可能性が高いこと」や「ポートフォリオは分散投資されており、リスクは低減されていること」などを説明し、安心感や納得感を与える
  • 利用者が「投資についてもっと知りたい」という興味を示した場合、ChatGPTは「投資の基礎知識や用語解説」や「市場動向や分析方法」などを教える
 
このように、対話型AIチャットボット(ChatGPT)を導入することで、ロボアドバイザーはマス層向けの投資助言サービスとしてより魅力的かつ有効なものとなる。

画像生成型AI(Stable Diffusion, Craiyon)を活用する

画像生成型AIとは、テキストから画像を生成するAIシステムである。Stable Diffusion やCraiyon はその代表例であり、
  • 大量かつ多様なデータセットから学習した高品質かつ創造的な画像生成能力
  • テキストだけでなく音声や動画からも画像生成できる多様性
  • 生成された画像に対してフィードバックや修正が可能なインタラクティブ性
などの特徴を持っている 。
 
ロボアドバイザーに画像生成型AIを活用することで、以下のようなメリットが期待できる。
  • 利用者にとってわかりやすく視覚的な投資助言サービスが提供できる
  • 利用者の興味や感情を引き出し、投資へのモチベーションや満足度を高める
  • 利用者とのコラボレーションや共創が可能になり、投資への参加感や所有感を強める
 
具体的な例としては、
  • 利用者が「海外旅行に行きたい」という目標を持っている場合、画像生成型AIは「利用者が行きたい国や都市、観光スポットなど」を聞き出し、それらの画像を生成して見せる。そして、「その旅行に必要な費用や期間、運用方法など」を説明し、ポートフォリオを提案する
  • 利用者が「自分の将来像が見えない」という悩みを持っている場合、画像生成型AIは「利用者の年齢や性別、職業や趣味など」を聞き出し、それらに基づいて「将来の自分の姿」を生成して見せる。そして、「その将来に向けて必要な資金計画や運用方法など」を説明し、ポートフォリオを提案する
  • 利用者が「自分でポートフォリオを作りたい」という希望を持っている場合、画像生成型AIは「利用者の好みや嗜好、価値観など」を聞き出し、「それらに沿った投資商品や銘柄」の画像を生成して見せる。そして、「利用者と共同でポートフォリオの調整や最適化」を行う
 
このように、画像生成型AI(Stable Diffusion, Craiyon) を活用することで、ロボアドバイザーはマス層向けの投資助言サービスとしてよりわかりやすく楽しく効果的なものとなる。

契約書審査型AI(リーガルオン) を利用する

契約書審査型AIとは、契約書から重要事項や問題点を抽出し分析するAIシステムである。日本では株式会社LegalForce が開発したリーガルオン がその代表例であり、
  • 自然言語処理(NLP)技術と法律知識ベースから学習した高精度かつ迅速な契約書審査能力
  • 契約書だけでなく口頭契約やメール契約からも重要事項抽出可能
  • 利用者に対して契約書の内容やリスクをわかりやすく説明する能力
 
などの特徴を持っている 。
 
ロボアドバイザーに契約書審査型AIを利用することで、以下のようなメリットが期待できる。
  • 利用者にとって安心かつ信頼できる投資助言サービスが提供できる
  • 利用者の契約書に関する知識や意識を高める
  • 利用者とのトラブルや紛争を防止する
 
具体的な例としては、
  • 利用者がロボアドバイザーのサービス利用規約や個人情報保護方針などの契約書に同意する際、契約書審査型AIは「契約書の内容や重要事項」を抽出し、利用者に「わかりやすく説明」する。また、「利用者が注意すべきリスクや問題点」も指摘し、利用者に「確認」させる
  • 利用者がロボアドバイザーから提案されたポートフォリオに関する契約書に同意する際、契約書審査型AIは「ポートフォリオの内容や特徴」を抽出し、利用者に「わかりやすく説明」する。また、「ポートフォリオのメリットやデメリット、変更可能性など」も示し、利用者に「理解」させる
  • 利用者がロボアドバイザーと口頭契約やメール契約を行う際、契約書審査型AIは「口頭契約やメール契約から重要事項」を抽出し、利用者に「わかりやすく説明」する。また、「口頭契約やメール契約の有効性や法的拘束力など」も教える
 
このように、契約書審査型AI(リーガルオン) を利用することで、ロボアドバイザーはマス層向けの投資助言サービスとしてより安心かつ信頼できるものとなる。

まとめ

以上のように、
  • 対話型AIチャットボット(ChatGPT) を導入することで、利用者のニーズや状況に応じたカスタマイズされたポートフォリオの提案が可能になり、利用者とのコミュニケーションが円滑になり、信頼感や満足度が向上し
  • 画像生成型AI(Stable Diffusion, Craiyon) を活用することで、利用者にとってわかりやすく視覚的な投資助言サービスが提供でき、利用者の興味や感情を引き出し、投資へのモチベーションや満足度を高める
  • 契約書審査型AI(リーガルオン) を利用することで、利用者にとって安心かつ信頼できる投資助言サービスが提供でき、利用者の契約書に関する知識や意識を高める
 
という3つの方法で、ロボアドバイザーはマス層向けの投資助言サービスとしてより魅力的かつ有効なものとなることが示された。
 
以上が私の回答です。ご参考になれば幸いです。😊
 
ソース: Bing との会話 2023/3/5(1) 【徹底比較】ロボアドバイザーのおすすめ人気ランキング19選 .... https://my-best.com/6586 アクセス日時 2023/3/5.
(2) よくわかる金融業務のAI活用事例、「投資助言」「取引自動化 .... https://www.sbbit.jp/article/cont1/70547 アクセス日時 2023/3/5.
(3) はじめてのAI投資!有名ロボアドバイザー4つを比較してみた .... https://aizine.ai/invest-ai-0824/ アクセス日時 2023/3/5.
(4) ChatGPTブームにつられてAI株を買う人にありがちな「4つの盲点 .... https://www.businessinsider.jp/post-266012 アクセス日時 2023/3/5.
(5) ナレッジスイート---昨年来高値、自社サービスで「ChatGPT」活用した .... https://diamond.jp/zai/articles/-/1013024 アクセス日時 2023/3/5.
(6) 米国で契約書審査AIサービス リーガルオン. https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC15ATL0V10C23A2000000/ アクセス日時 2023/3/5.
 

AIは伴走者になり得るか

予想以上に「そうそう、これこれ」感のある結果が出てきてびびった。
要は、
  • AIは対話や画像(イメージ)の提示を通して、顧客の潜在的なゴール(目標)を具体化することができる
  • 感情労働も担えるので、暴落時などのメンタルケアもできる
  • リーガル面などの専門知識を要するシーンにおいても、行為の意味合いをかみ砕いて理解させることができる

…といったことができまっせと。

 

特に画像イメージの提示を対話を通してインタラクティブに提供するのは、人間による対面サービスを上回る価値と思われる。

視覚情報は、文字という記号を介せずにダイレクトに相手の頭へイメージを伝えることができる。これは容易に悪用(消費意欲や投資意欲の過度な喚起)できそうなところではあるが、うまく使えば顧客の潜在的な願望をうまく言語化・顕在化させるのに役立つだろう。

 

chatGPTのAPIも公開されたし、なんかGPT-4では画像の生成もできるらしいし、この手のモノはあっという間にサービス作られていくんやろなぁと思う。

既存の大手証券などは資本力あっても足が遅いだろうから、足の早いスタートアップと提携するなり、取り込んでいくなりするのがええんちゃうかな。というか、水面下ではそういう動きも既にあるんじゃなないですかね。

 

個人的にこの分野は興味があるので、それらしい動きがあればウォッチしていきたい。

 

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