事業機会に対する鼻が利く人たちは、すでに全力で動いている。
DeNAの南場さんが「既存事業は人員を半分にして成長させる。残りは全てAI新規事業に突っ込む」とぶち上げていておったまげた。既存事業も現状維持ではなくて、生成AIの力を借りてさらに成長させていくんだと。
俺たちの孫正義もしかりなんだが、機を逃さないタイプの経営者はほんまに思い切りがいいなと。普通、人員リソースの半分を新事業に一気に突っ込むなんてやらない。
どちらも間違いなく名経営者と言っていい人たちであり、そういった人たちが実際に生成AIに触って機会を感じ取り、思いっきり事業にベットしているのはその意味を考えた方がいいと思っている。
生成AIについてろくに触りもしないで身銭も切らないで、ぐちぐちグダグダ言ってるだけの人たちとは違って、身銭を切ってリスクを取って事業機会の嗅覚を働かせながら商売やってきた人たちが動いているというのは、やはりそれだけこの分野には可能性があるんだと思う。今さらではあるが。
こういう時に新しいものに触りたいと思えるかどうかという興味関心の有無は、大きいと感じる。孫正義のように深夜まで生成AIと興奮しながら対話してる経営者もいる一方で、下のもんが生成AIのデモをやって、毒にも薬にもならないことを質問してあとは忘れてはい終わりのような経営者もいっぱいいる。この辺りの新しいものへの興味関心や、(良い意味で)利に聡いかどうかは、ビジネスのポテンシャルを本当に大きく決めるよなと思う。