資産形成の灯台

高配当株ETF・インデックス投資をメインとした資産形成の戦略策定・実践の記録を配信。SPYD, VOO, QQQ, VGT, DIV, SRET等を運用中。最も尊敬する投資家はハワード・マークスです。

【初心者向け!】個人投資家の現実とおススメの投資方法

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どうも。くじらです。

 

本日は改めて、投資初心者の方にへ伝えたいことをまとめました。

これから/最近、投資を始めた方へ読んでいただければと思います。

 

足元、不況下にもかかわらず株価が好調であり、

「なんだ、投資って簡単じゃーん!」

…と、思われている方もいらっしゃるかもしれません。

 

そんな中で水を差すようなのですが、

こういった時こそ、自分にできることがあるのではと思い、

筆を取らせていただきました。

 

主に、

  1. 個人投資家の現実と、
  2. それを踏まえたうえでのおススメの投資方法

この2つを軸にお話しします。

 

なお、今回は生死に関する表現も含まれる記事です。

苦手な方はブラウザバック推奨です。

 

 

個人投資家の現実

過半数の個人投資家は負ける

まず、個人投資家の過半数は負けます。

 

なかなか良い統計がなくて申し訳ないのですが、

証券会社や金融庁のアンケート結果からは、次のようなことがうかがい知れます。

  1. 2015年時点の調査で、個人投資家の6~7割は通算で負けている
  2. 2018年3月末、個人投資家の約半数が含み損を抱えている

https://www.j-cast.com/kaisha/2019/07/03361507.html?p=all

https://www.kinzai.jp/paper/s20180806/

 

2018年初頭は、アベノミクス相場の終盤であり、

マーケットの好調期の終盤にあたります。

そうした時期ですら、個人投資家の半分は含み損を抱えているのです。

 

好調期ですらこれですから、

マーケットが悪い時期は、通算で負けていることが「普通」なのです。

 

この結果は、そもそもこれまでの日本における投資商品が、

高コストな投信ばかりだったことも影響していると思います。

 

ただ、投資家自身の行動によるアンダーパフォームも要因の1つであると考えられます。

 

華やかな世界は一握りのスタープレイヤーのみ

person holding gold trophy

 

私たちは日々、YoutubeやTwitter、ブログなどで、

華やかな投資成績を上げる人々を目にします。

 

ですが、それらは極めて限られた世界に過ぎません。

彼ら/彼女らが大きな利益を上げる一方、

水面下には名もなき個人投資家の無数の墓標が沈んでいるのです。

 

そして、そうしたスタープレイヤーですら、

一般の人々には耐えられない水準のリスクを取ったからこそ、

今の地位を築けているのです。

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投機の極致、ジェシー・リバモアの最期

ジェシー・リバモアという伝説の投機家がいます。

彼は世界恐慌が起きた1929年、空売りを仕掛けたことで、

現在の貨幣価値で4,000億円以上を儲けました。

 

それ以前にも彼は莫大な利益を上げていました。

彼は類まれなる投機スキルと直観、幸運に恵まれており、

周りの評価によれば、彼は「透視能力や予知能力があった」そうです。

 

まさしく、誰もがうらやむトッププレイヤーの極致と言えるでしょう。

 

しかし、彼は生涯で4度、破産しています。

そして、最後は拳銃で自らの命を絶っています。

 

次の文章は『マネーの公理』から、抜粋です。

一九四〇年十二月のある午後、ジェシー・リバモアはニューヨークのシェリー・ネザーランドホテルに入り、オールドファッションを二杯飲み、トイレに行き、銃で自殺した。

 ~中略~

彼の自殺は、われわれが知ることのない問題によってもたらされたのかもしれない。フランク・ヘンリーは、「二〇人の異なるリバモアがいた。私はその一人を知っていたにすぎない」と悲しげに言った。  リバモアに 圧しかかった重荷の中には、投機の難しさが入っていたようだ。投機は、彼の人生において大きな執着の対象であった。シェリー・ネザーランドで最後のオールドファッションを飲んでいたとき、彼は、人生で四度目となる破産を迎えようとしていた。彼の投機に対するアプローチは、明らかに間違っていた。透視の能力は彼が期待したほど透き通っていなかった。自分が持っていると信じていた予知能力が傾いたとき、それが彼を破滅へと導いた。

 

 そして、彼だけではありません。

 

 自殺の動機別の統計には、明示的には現れませんが、

信用取引等の投資の失敗による自殺も、一定数、存在します。

「信用取引」「自殺」などのキーワードで検索すれば、十分でしょう。

みんな、すぐに金持ちになろうとする 

Stress, Businesswoman, Woman, Burnout, Person, Dates

 

株式投資は長期的にはプラスサムゲームと考えられます。

 

つまり、誰かが損をしなくとも、

企業の利益が成長することで、参加者みんなが儲けられるのです。

 

一方で、短期的にはゼロサムゲームです。

なぜなら、

  1. 短期間に企業の利益は成長せず、
  2. 誰かが儲けるには、誰かから奪わなければいけない

…という世界だからです。

 

そして、そうしてでも短期的に儲けようという人々であふれています。

その中には、

  1. 個人投資家よりも優れた環境を持ち、
  2. より豊富な情報を持ち、
  3. 経験やスキルに長けており、
  4. 1日中、投資のことを考えている機関投資家(プロ)がいる

このことを忘れてはいけません。

投資は結果がすべての世界

そして、投資の世界は極めて非情です。

  1. 数字と結果がすべてであり、
  2. 誰も守ってくれず、
  3. 自分の行動の責任は、すべて自分に降りかかる

そうした世界です。

 

勤め人なら、失敗の責任のすべてを被ることはないでしょう。

つまり、例え会社に億単位の損失を与えたとしても、

その金額を請求されることはない、ということです。

(重大な過失や悪意がある場合は除きますが、、)

 

よく、仕事で失敗しても「命までは取られない」と言われます。

 

ですが、投資の世界は違います。

投資で失敗した場合、「未来」も含めて根こそぎ奪われる可能性があります。

 

私の親しい人には、幸い、命を絶った人はいません。

でも、心を壊してしまった人はいます。

幸い、今は立ち直っていますが、決して元通りにはなりません。

リスク・リターンは表裏一体

person holding black ace and king spades playing cards on poker table

 

仕事柄、毎日のように「リスクとリターンは表裏一体」と言っています。

自分でも投資をするようになってから、

特にこの言葉の意味を噛みしめるようになりました。

 

儲けるためには、すべからく、リスクを取る必要があります。

この世にフリーランチはありません。

 

今、儲かっている分野だって、相応のリスクを取った結果なのです。

 

原油ETFだってそうです。

つい先日まで先物がマイナス圏にある状況下で、

適切なタイミングで買い向かえた人はどれほどいたでしょうか。

 

レバレッジ系のETFもそうです。

3月中旬以降に仕込めた人は、大きな利益を得ているでしょう。

しかし、あの後、相場が反対に動いていたなら、今とは違う結果になるリスクを取ったからこそのリターンなのです。

 

現状、底堅いと言われるハイテクやヘルスケアも例外ではありません。

この手のモメンタム銘柄は、相場が反転したときの反動の大きさがリスクです。

それに、日々、株価が上昇して期待リターンが逓減する中、

買い向かうのも勇気が必要です。

 

ましてや信用取引は、言わずもがなです。

今回の荒れ相場で人財産を築いた方もいる一方、

すでに、財産の大半を失った人もいることでしょう。

 

何度でも言います。

大きなリターンを目指すなら、必ず大きなリスクを取ることになります。

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リスクを取り過ぎるな

リターンに対する欲求は人を狂わせる

金を失う痛みもつらいですが、

他人が儲けている姿を見ることも痛みを伴うことがあります。


嫉妬、羨望といった感情がもろに出るのが、投資の世界です。

普段の生活ではあり得ないほど、こうした感情を強烈に感じます。

もちろん、ことがうまくったときの高揚感も同様です。

 

そして、その衝動が道を踏み外させます。

この欲望には際限がありません。

 

数万円儲かったら数十万円、

数十万円儲かったら数百万円、

数百万円儲かったら数千万円、

もっと、もっと、もっと、、、

 

個人差があるでしょうが、一生、どこまでいっても満たされない人もいるのでしょう。

先に挙げた、ジェシー・リバモアもその1人だったのではないでしょうか。

自分は「うまくやれる」と錯覚する

woman climbing on rocks during daytime photography

「自分はうまくやれる」と考えている場合は、要注意です。

華やかな世界を見ていると、リターンばかりに目が行って、

リスクの方を考えなくなります。

 

(なぜか)自分に都合の悪いことは起こらず、

自分は幸運の女神の加護を受けているかのような前提で、

投資の皮算用を始めます。

 

そして、いざ、リスクが顕在化したときに、こう思うのです。

「なぜ自分にこんなことが起こるのか」と。

 

人生において、リスクを取らなければ何も手に入りません。

ですが、すべてを失う程のリスクを負う必要性がある人は少ないはずです。

悲劇を回避するための凡庸な結論

インデックスで積立投資をしろ

これまで挙げた悲劇を回避する方法は、、

「インデックスで積立投資をしろ」

この一言に尽きます。

 

もちろん、これで万事うまくいくわけではありません。

それでも、最適解に近いことでしょう。

 

これまで、あらゆる場面で1兆回以上は繰り返されてきた、

凡庸でつまらない結論です。

それでも、敢えて私は繰り返し主張したい。

 

できれば、自動天引き・途中引き出し不可能な企業型DCや、iDeCoがよいでしょう。

もちろん、つみたてNISAもよいですが。

 

なぜかというと、

  1. 可能な限り、意思決定をするな
  2. 必要以上に、マーケットに関わるな
  3. そうすることで、心を守れ

このような原則に沿った投資方法だからです。

 

ほぼ完全に自動ですから、

  1. タイミングを計り損ねて悔やむこともない
  2. 自分が選ばなかった個別銘柄が爆上がりして嫉妬することもない
  3. 負けを取り戻すために個別銘柄をナンピンし続けることもない

とにかく、能動的な意思決定を徹底的に排除することです。

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自分でコントロールできることに注力しろ

Money, Finance, Mortgage, Loan, Real-Estate, Business

 

マーケットはコントロールできません。

ですから、このような投資方法を推奨いたしました。

 

逆に、わたしのような凡人でもコントロールできる可能性があるものが2つあります。
それは、

  1. 入金力
  2. 倹約力

この2つです。

 

死ぬほど退屈な結論ですが、これが再現性のあるマシな方法です。

 

入金力は、スキルアップや転職で底上げできる可能性があります。

もちろん、努力すればすべて報われるわけではありません。時の運も必要です。

しかし、マーケットとは「努力」と「運」の比率が全然違います。

 

倹約については、より「努力」の比率が高いでしょう。

多くの場合、収入を1万円増やすよりも、支出を1万円減らす方が簡単な場合があります。

投資「だけ」で成功できるのは一握りに過ぎない

逆に、投資「だけ」で成功できる人物とは、

  1. マーケットに対して常人ならざる熱意と執着がありながら、
  2. 自分の資産に対して信じられないほど冷徹な判断ができる

こうした人だと思います。

 

そうした人々は数が少ないからこそ、天才と呼ばれるのだと思います。

マーケットに対する適性がある人は、レアなように思います。

 

それはもちろん、「投資をするな」ということではありません。

不相応なリターンは求めず、足ることを知る…

そういった考え方もあると思うのです。

 

「市場平均の6%でいい」と最初に決めたなら、6%で満足するべきなのです。

どこかの大臣じゃないですが、「6%」とは「6%」を意味します。

それ以下でも、それ以上でもありません。

 

それ以上先に進もうとするなら、

それに見合ったリスクを背負うことを覚悟しなければなりません。

投機意欲を満たす

それでも、こねくり回したくなるのもわかります。

だって、人間ですもの…

私だってそうです。余計なことをしたくて、たまりません。

 

そういった方は、我慢しすぎて爆発するくらいなら、少し投機をしたほうがいい…

そのような考え方も、私は「アリ」だと思います。

  1. 色々試して、
  2. アウトパフォームしたり、
  3. アンダーパフォームしたりする、、

私は、そんな騒がしい投資生活も嫌いではありません。

相場に一喜一憂して、Twitterで元気に悲鳴をあげるのも楽しいです。

要は、楽しめるくらいがちょうどいいということです。

 

こうすることで、結果的に自身の規律を守ることができるなら、

そんなに悪いことではないと思います。

(もちろん、取ったリスクの対価を払わされる覚悟は必要ですが、、)

まとめ:多くの人におススメの方法

floating green leaf plant on person's hand

 

改めて、「世間の大半の普通の人におススメの方法」をまとめますと、

 

  1. 自分の選んだ投資手法の期待リターンをしっかり自覚し、
  2. 可能な限り「自動」で出来る投資方法で、
  3. マーケットには必要以上に関わらず、
  4. 投資のことは忘れて、
  5. 自分のできること…「入金力」「倹約力」のアップに努める

こういうことだと思います。

 

私自身、油断するとすぐに欲の皮が張ってきます。

初心者の方向けと言いながら、

この記事自体、自分に対する改めての戒めでございます。。

 

また、随分と夢も希望もないことを書きましたが、

希望は慎重に絶望のタネを取り除いた後に、やっと残るものだと思っております。

逆に言えば、大きな失敗は回避することが可能だと考えております。

 

投資手法は人それぞれですので、今回のご紹介したことは、あくまで「ご参考」です。

自分の目的に応じて、自分自身に合った方法を模索されてもいいと思います。

 

少しでも、これから/最近、投資を始めた方のお役に立てれば光栄です。

 

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