資産形成の灯台

高配当株ETF・インデックス投資をメインとした資産形成の戦略策定・実践の記録を配信。SPYD, VOO, QQQ, VGT, DIV, SRET等を運用中。最も尊敬する投資家はハワード・マークスです。

【ほったらかしはダメ?】積立投資は定期的に利益確定したほうがいいのか?

ちょっと目に留まった記事がありました。

本日は、これに関する考察と一緒に紹介したいと思います。

 

financial-field.com

 

 

積立投資は「ほったらかし」より「利益確定」したほうがいい?

こちらの記事の主張は概ね以下の通りです。

  1. 積立投資には弱点がある。
  2. それは、出口時点で暴落したらリターンが下がること。
  3. したがって、ある程度の利益が出たら利確をした方がいい

 

株クラでは「ほったらかし」の方がいいという意見を多く目にしていたので、

「なかなか珍しい意見だなぁ」

と感じました。

 

はたして、

  1. 「ほったらかし」で淡々と積み立てをするのと、
  2. タイミングを見て「利確」をするのと、

どちらの方がいいのでしょうか?

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インベスターリターンの実績を見てみよう

こういう時は、過去のデータを見て考えた方がいいでしょう。

というわけで、次のような考え方でデータを漁ってみました。

  1. ほったらかしで「ガチホ」時間加重収益率に近いと考える
  2. タイミングを見て「利確」金額加重収益率に近いと考える
  3. いくつかの投資信託で両者を比較して、どちらが高いかを確認する。

コロナショックで株価も下がっています。

図らずも「出口時点で暴落」が再現されていますので、ちょうどいいでしょう。

 

ちなみに、時間加重収益率・金額加重収益率については、
こちらの過去記事でも扱っています。

 

www.lighthouse4you.com

 

解説部分だけ引用しますと、、

 

極めてざっくり申しますと、

  1. 時間加重収益率:その金融商品をずっと持ち続けた場合のリターン
  2. 金額加重収益率:投資家の売買行動まで考慮して算出されたリターン

となります。

金額加重収益率は、IRRといった方がピンとくる方がいらっしゃるかもしれませんね。

 

要は、
金額加重収益率は、「高値買い安値売り」をする人が増えると小さくなり、
そのまた逆も然りといったものです。

別名インベスターリターンなどと言われます。
投資家の実際の行動を反映したリターン指標と言えましょうか。

 

といった感じです。

金額加重収益率(インベスターリターン)は、
平均的な投資家が「タイミングを見て利益確定」などの売買行動をした結果、と見做して考えることにします。

 

投資信託はモーニングスターの純資産ランキング上位先の中から選びました。

  1. TOPIX連動型上場投資信託
  2. ニッセイ 外国株式インデックスファンド
  3. ひふみプラス

TOPIX連動、MSCIコクサイインデックス連動、最後はおまけでアクティブファンドですね。

3つの投資信託のインベスターリターンは?

結果は以下の通りです。

TOPIX連動型上場投資信託

まずは、国内株式市場のインデックスファンドで運用したら、、という想定です。

インベスターリターンが金額加重収益率、
トータルリターンが時間加重収益率ですね。

期間別の数字が出てますので、なるべく長期のものを見たいと思います。

 

f:id:lovegajumaru:20200513054838p:plain

 

3年~10年では、いずれもインベスターリターンの方が低いですね。

設定来(2001年~)は、ほぼ同じといったところでしょうか。

ニッセイ 外国株式インデックスファンド

次は、国際株式市場のインデックスファンドで運用したら、、という想定です。

 

f:id:lovegajumaru:20200513054904p:plain

 

こちらは、

  1. 2年、設定来(2013年~)はトータルリターンの方が低い
  2. 5年はほぼ同じ

といった結果です。

ひふみプラス

最後に、国内株式市場のアクティブファンドです。

 

f:id:lovegajumaru:20200513054927p:plain

 

これは、、一番極端ですね。

全期間を通じて、インベスターリターンが低くなっています

ひふみは資金残高は伸びる一方で、パフォーマンスは低下していきましたから、
そのあたりの動きが反映されているのでしょう。

 

逆に言えば、設定来からガチホしていた方は年率18%ものリターンを得られたわけですね。。おめでとうございます。

結果は、、?

というわけで、ざっくりと以下のような結果でした。

  1. 3年超の期間でインベスターリターン・トータルリターンを比較すると、
  2. 良くてほぼ同じ水準で、
  3. 大体はインベスターリターンのほうが低い

 

これは結局、

「投資家の売買行動がリターンに悪影響を及ぼしている」

このように解釈できるのではないでしょうか。

 

ただし、これはあくまで「平均的な」投資家の行動を反映した結果です。

ですので、もっとうまくやれる方もいるでしょう。
おそらく、そういった方は積立投資をせずにトレードで稼がれた方が、
才能の有効利用かと思いますが、、

自分で調べて、自分で考えるのも大事

というわけで、
「やっぱりほったらかしのほうが、結果的にいいっぽいなぁ」と思える結果でした。

 

今回お示ししたのは、あくまで過去のデータに基づく平均的な結果です。

将来における個人の行動は、また別の話です。

 

人の意見も参考にしつつ、自分でも調べて、

「過去はどうだったのだろうか」

「自分には、将来にはどの程度あてはまるのだろうか」

といったことを考えるのは重要だろうと思います。

 

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