資産形成の灯台

様々な投資戦略の学習・実践中。最も尊敬する投資家はハワード・マークスです。

【高勝率!?】初心者こそシステムトレードを学ぼう!

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めっちゃ久しぶりです。くじらです。

最近はまたまたインプットばかりしてました。

今回は、アウトプットも兼ねて、以下のメッセージをお伝えするためにブログを更新したいと思います。

 

今日お伝えすること

  • 短期の平均回帰戦略、勝率高くておすすめ!
  • システムトレードっていう新しい考え方を勉強したよ!
  • 特に、勉強するつもりがある初心者はこっちから入った方がいいかも!

 

 

1回のもうけは少ないけど勝率は高い戦略

まずは、最近の私のトレード結果を見ていただきたい。

 

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なんと、勝率100%である。んなアホな。

さすがにこれは出来過ぎであるため、もっと試行回数を増やせば、真の勝率に近づいていくと思われる。

ただ、それでも書籍の内容や自前の検証等を参考にすると、70%以上くらいは堅いんちゃうかなと言う気がする。

 

平均的な利益率は3%と言ったところだろうか。

爆益に慣れた方々には物足りないかもしれないが、株式の過去平均の年率リターンがどの程度かを思い出してほしい。

また、今回提示したのは凡そ1カ月間におけるトレード数である。私の監視銘柄の場合、13回、トレードのシグナルが点灯した。

1回あたりのポジションサイズは自分で決めた量まで抑制する必要があるが、年間で120回超のトレード機会が期待できると考えると、それなりの利益額が皮算用()できる。

i.e. @ポジション額×平均損益率(勝率勘案後)×年間の期待トレード数

 

また、保有期間は大体、1日~3日くらいである。

つまり、マーケットにいる時間が少なくて済む。これは、時々マーケットで発生する価格ショックを避けられる可能性がある、ということだ。

この点も、本戦略の利点であると考える。

あと、純粋に1日当たり1%の利益率は資金効率いいよね。

 

こうしたトレードを始めたのは、システムトレードと言う考え方を勉強し始めたからである。

 

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システムトレードってなに?

システムトレードとはなにか。私は、次のように理解している。

 

統計的なエッジ(優位性)に基づくルールベースの投資戦略

 

システムトレードと聞くと、売買の自動化(Bot)を思い浮かべるかもしれないが、それはシステムトレードの一形態との理解。

そうではなく、売買(意思決定)の根拠として、統計的なエッジに裏打ちされたルールに基づいていれば、マニュアルな売買であってもシステムトレードと呼ぶ。

 

また、単純に「あるルールで統計的に有意だから」というわけではなく、「こうしたことが続く背景として、○○という非効率性がマーケットに存在するから」みたいな、一種のアイデア、哲学、信念と呼ばれるものを出発点としているように思う。

 

これを象徴するエピソードとして、こんなものがある。

トレードの経験があるかないかは、統計学者とトレーダーの違いを見るとよく分かると言われる。99回コイン投げをしたとする。99回とも表が出る。「次に投げたときに表が出る確率は?」と統計学者に聞く。すると、統計学者は「フィフティーフィフティー」と答える。今度は同じ質問をトレーダーにすると、トレーダーは「100%」と答える。驚いたあなたは理由を尋ねる。するとトレーダーは「それは偏ったコインである可能性が高いからだ。99回続けて表が出るのは、とても偶然とは思えない」と答える。経験は理論を現実に変えるのだ。

 出典:『世界一簡単なアルゴリズムトレードの構築方法』ペリー・J・カウフマン

 

アルゴリズム(AI)の登場により、マーケットの非効率性、エッジは刈取り続けられているという話も聞く。

しかし、消すに消せぬ構造的要因によって変わらずマーケットに存在し続けるエッジもある。

システムトレーダーは、観察・経験から着想を得て、市場の歪みを発見し、これを検証し、ルールに練り上げてエッジから利益を得るのである。

 

どんな戦略があるの?(概略)

で、そのシステムトレードとやらはどんな戦略なんだい?と。

大きく分けて、2種類に分かれる。

  • トレンドフォロー
  • 平均回帰

順張りと逆張り、ないしは長期戦略と短期戦略と見ることもできる。

いずれもシグナルに基づいて取引(Entry&Exit)を行うのだが、その根幹となる哲学が異なる。

 

両者はコインの表裏の関係にある。

トレンドフォローはその名の通り、市場には時々、予想外に継続するトレンドが発生する、、という信念に基づいている。

市場にトレンドがあるとき、トレンドフォローが機能する。

勝率は3割程度だが、当たったときがでかい。

 

これに対して、「行き過ぎは是正される」と言う信念に戻づくのが、平均回帰である。

市場にトレンドが無いときは、平均回帰が儲かる。

勝率は70%程度だが、1回当たりの利益が小さい。

 

そして、トレンドとは、市場参加者の意見が中長期的に一方向に一致しているときに発生する。

これに対して、参加者の意見がばらばらの際は、株価は上げ過ぎたり下げ過ぎたりを繰り返す。トレンドに対して、こうしたランダムな動きをノイズと表現する。

 

株式市場は、債券市場等と比してノイズの多い市場である。債券市場は基本的に、機関投資家を中心に構成されているが、株式市場の参加者は必ずしもそうではない。

参加者のレベルを知りたければ、(私も含めて)鏡を見るといい。企業価値を合理的に見積もれる、冷静な意思決定主体が写っているだろうか。

 

したがって、株式市場においては平均回帰は有力な戦略である。

為念言っておくが、トレンドフォローが通用しないというわけではない。私自身も長期のトレンドフォローを取り入れているし、それで大きな財を成している人もいる。ただ、相対的に見た時に、株式市場はノイズが多いため、それを念頭に置いた投資が必要であろうということである。

 

例えば、トレンドフォローの一環としてブレイクアウトを狙うにしても、最初のブレイクアウトは見送って1度、深押ししたタイミングでエントリーする、と言う戦術もある。

これで初期のトレンドを逃すこともあるだろうが、それ以上にノイズによる騙しを避けられる恩恵が期待できる。

ブレイクアウト戦略で、「また騙しかよ!」と、悔しい思いをした方も結構いるのではないか。私は、かなりあった。

 

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トレンドフォローとは?(詳細)

もう少し、トレンドフォローについて補足する。

例えば、次のようなバリュエーションがある。

  • 移動平均システム
  • ブレイクアウトシステム
  • 線形回帰システム

 

移動平均システムとは、例えば、

「価格がn日移動平均線を上抜いたら買い」

「a日移動平均線がb日移動平均線を上抜いたら買い」

…みたいなのである。

勝率は相対的に低いが、損失はも小さい。

 

ブレイクアウトシステムとは、例えば、

「n日間の高値を上抜いたら買い」

「トレンドライン(レジスタンスライン)を上抜いたら買い」

…みたいなのである。

移動平均線よりも勝率は高いが、負けトレードの損失は大きい。

 

線形回帰システムは、簡単に言うと、特定の変数から将来の株価の予測をするものである。これは、移動平均線とブレイクアウトの中間くらいの特性らしい。このへんは、さっき統計学者の例を引用したカウフマン教授の本の受け売りである。

 

私がいじっていた銘柄(ETF)で言うと、QCLNやSMHなどがこの戦略でやりやすいと思う。以前、ブログで取り上げたモメンタムファクターを持つ銘柄と被るのかな。

先年(2020年)で言えば、3月の底値以降、新高値を更新し続けるような強い銘柄である。

もしくは、ダン高橋氏が買い推奨を出していたシルバーなどもわかりやすいだろうか。

 

平均回帰とは?(詳細)

これも色々とバリエーションがあると思うが、私がメインで使っているのはRSIを利用したものである。

後述の参考書籍で示した、ローレンス・A・コナーズの著書で紹介されている戦略である。

その哲学は、「強欲と恐怖はエッジをもたらし続ける」というものだ。

つまり、短期的に買われ過ぎたもの、売られ過ぎたものは反対方向に戻る、、と言う信念に基づいている。

 

私の場合は、「2期間*RSIが90超 or 10未満」をベースに、いくつかのフィルターを組み合わせている。 結果は冒頭に示した通りである。

* 日足の場合は、RSIの算出条件を2日にする。TradingView等のツールで算出するといい。

 

最近の例では、以下のTwitter投稿のようにGDX(金鉱株ETF)で実践していた。

 

 

例えばGDXの場合、そのレバレッジ型であるNUGT(ブル型)やDUST(ベア型)を使っている。レバレッジ型を忌避する向きもあるが、ATR等のボラティリティ指標でポジションサイズをコントロールすれば、過剰に恐れる必要はないと考える。

 

この手法は、強烈に感覚に反する。売られまくっているときに買うし、買われまくっているときに売る。これは、逆らいたくなる違和感をトレーダに与える。

これを実行するには検証結果に裏打ちされた信念と、強力な自己規律が必要となる。他者と反対方向をガチで進む、真のコントレリアンになることを要求される。

はっきり言って、注文確定ボタンを押すときも、まだくっそ気持ち悪い。

 

それでも、実際に自分でやってみても勝率が高いのは驚きであった。

この手法自体は十年以上前から提唱されているのだが、それでもエッジがある。
いくらアルゴリズムが普及しようとも、やはりトレードの主体は人間であり、その本質としての恐怖と強欲は変わらないのだろう。

タレブ風に言うと、リンディ効果だろうか。おそらく、今後もエッジが残り続ける分野なのではないだろうか。

 

なお、いわゆるスイングトレードは、トレンドフォローと平均回帰の中間的な性格のトレード手法と理解している。

スイングトレードの場合、基本的にはトレンド方向に対して動くことを期待するという意味では順張り(トレンドフォロー)である。

一方で、エントリーやイグジットでは押しや戻りを利用するという点において、逆張り(平均回帰)である。

 

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システムトレードのすゝめ

アイデアは、過去データに当てはめて検証が必要である。

ここでは深入りしないが、オーバーフィッティングは慎重に避ける必要がある。そのためにも、ルールはできるだけシンプルにして、幅広い市場、銘柄で機能する堅牢性を重視したほうがいい。

検証結果は自信となり、自信は挑戦を促し、挑戦は成功に繋がり、成功は信念を生む。ここまでくると、その戦略を「自分のモノにした」と言っていいだろう。

簡単ではない。検証作業自体が手間が掛かるし、普通の人はやらない。
さらに、売買事態も前述のように感覚に反するシーンもあるし、ルールを破りたくなる時もある。1回のポジションサイズを大きくとりたい誘惑にも駆られる。こうしたことを感情を抜いて、淡々とこなす必要がある。規律、規律、規律、である。

 

ただ、個人的には、自分に合っていると思う。 私はずっと、確かなものが欲しかった。この確率事象を扱う投資と言う分野において、検証可能で、継続的に改善していける手法の基盤が欲しかった。 本格的に米国株を初めて1年、やっと、自分なりのスタイルの手がかりを見つけられた気がする。やはり、多様性と探索は大事。

 

また、初心者の方にも勧められる手法ではないかと思う。

一見すると「なんか難しそう」なのだが、「アイデア、哲学、信念」と「統計的なエッジ」がセットなった手法というのは、なんだかんだで当人も「信じやすい」というメリットがある。

 

私自身も初心者だが、何が困るって自分の投資手法が正しいのかどうかの自信がないことだ。

自信がないと、マーケットの揺さぶりに耐えられないし、行き当たりばったりの行動をとってしまう。

そういった類の投資行動は、根拠もあやふやで再現性がないので、改善の材料になりづらい。

 

結果、「いつまでたっても雰囲気で投資」から抜け出せない。

「なんでその銘柄に、このタイミングで投資したんですか」「何がどうなったら、イグジットするんですか」「どうしてそのポジションサイズなんですか」「例えばマーケットが急変したらどうするんですか」

こういった具体的な質問に答えることができない。その点、システムトレードの場合は、その手法自体にこうした質問に答える要素が組み込まれている。

 

特に、「フォースが云々」言われているような小型グロースをいじって失敗している方は、このへんの考え方が突破口になるかもしれません。

小型グロース自体は悪いとは思わないが、統計的に見れば「宝くじ」的な要素が強い分野であり、安定的に利益を上げるのは難易度が高いと思う。だからこそ、惹きつけられる人が多いのもわかるのだが、、

 

そんなわけで(?)、まだまだお勉強中なので、もっとアイデアを試して参りたい所存。

またインプットやトレード結果が溜まったら、ご紹介するかもしれません。

 

参考書籍

システムトレード関係で読んだ書籍を列挙する。

どれもそこそこ高いのだが、たまにAmazonのセールで安くなっていたりするので、その際にまとめ買いしても良いと思う。

先日とか5,000円の本が500円で売っていて、ほぼ90%OFFだったのですが大丈夫なんですかね。。

 

「恐怖で買って、強欲で売る」短期売買法 ——人間の行動学に基づいた永遠に機能する戦略

コナーズ先生の本その1。本記事で紹介したRSIの使い方が詳しい。「とりま、なんか手法を試したい」という方におススメ。

 

高勝率システムの考え方と作り方と検証 ウイザードブック

コナーズ先生の本その2。前述の内容と被る部分も多いが、個人的にはレバレッジETFを使うアイデアを得られたので、お値段分は元を取ったかな、という印象。

 

システムトレード 基本と原則

前半は著者の資金管理、売買ルール、心理に関する内容。後半は様々なマーケットの魔術師からの一言アドバイスと、豪華2本立て。私のシステムトレードに対する基本的な考え方は、この本の内容が土台になっている。

 

世界一簡単なアルゴリズムトレードの構築方法

本記事のトレンドフォロー等の解説は、この本を参考に書いた。「健全なアイデアから出発せよ」「いいからカーブフィッティングはやめろ」など、実際にロジックを組む時の要諦が詳しい。

 

これからパンローリングの投資本を読む人へ ──万年初級者の残念な思考と姿勢

これまでの本の要点を集めて、さらに一般投資家向けの啓発的な内容を詰め込んだような本。一番、読みやすいかもしれないが、くっそ耳が痛いことが書かれている。タイトルからはわからないが、実はガチガチのシステムトレード志向。

 

行動科学と投資 その努力がパフォーマンスを下げる

明確にシステムトレードではないが、考え方は通じるものがあるので掲載した。「人間の脳はそもそも投資向きじゃないので、ルールベースでモメンタムとバリューに投資しようね」的な内容。読み物としても面白いし、これも様々な投資本の内容を詰め込んだような内容なので、広範な考え方を身に着けるのにはいいかもしれない。

 

 

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