資産形成の灯台

投資・投機との関わり方に関する思索を垂れ流すブログ。

【保存版】あなたの資産を守る!ミネルヴィニ流損切りルール

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どうも。くじらです。
 
本日はですね。損切りルールについてお話ししたいと思います。
それも成長株投資の雄、マーク・ミネルヴィ二の教えをご紹介します。
 

 

なんで急に損切りルール? 

「ミネルヴィ二って誰やねん!」って方は、私が買った本の紹介文↓を見てください。

 
USインベスティングチャンピオンシップで優勝経験を持ち、『マーケットの魔術師【株式編】』でも取り上げられた“生ける伝説的トレーダー”のマーク・ミネルヴィニは、5年連続で3桁のリターンを上げ、年平均で220%、複利での総リターンは3万3500%に達した。この偉業を成し遂げるために使われ、時の試練に耐えてきたお墨付きのトレードシステムが本書で今、初めて明らかになる!
 
最初はグロース株の投資方法が知りたくて、ミネルヴィ二氏の本を買ったんですよね。
グロース株優勢の昨今の情勢を見て、
モメンタム株やらグロース株やらの波に乗る武器を探していたのです。
 

 
ただ、読んでみてわかったのは、
 
「これ、すばらしいリスク管理ノウハウの本やんけ!」
 
…ということです。
 
特に、損切りに関するルールはここ数回のトレードで早速、私の資産を守ってくれました。
 
そんなわけで、

 

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  1. 損切りにおいて最も大切なこと
  2. 具体的な損切りルール
  3. ミネルヴィ二氏の投資哲学

…という構成でお送りします。

なんでこんな構成かと言うと、後半はほぼ自分用のメモを貼り付けただけだからですね。

読みにくかったらごめんね★
 

損切りにおいて最も大切なこと

投資の目的は利益を出すことだ

まず最初に一番大事な、根底にある考え方を述べます。
 
それは、利益を出すことです。これが、投資の目的です。
「は?」と思われるかもしれませんが、これが一番大事です。
このことに、議論の余地はありません。
 
より具体的に言うと、
平均的な利益よりも、平均的な損失は小さくなければなりません。
 
もっと具体的に言うと、
「平均的な利益率が+15%なら、損切りラインは7~8%にせよ」
…つまり、「損切りラインは平均的な利益率の半分にしろ」、ということです。
 
なぜ、こういったルールを定めるのか。
それは、どうせトレードの半分は負けるかもしれないからです。
 
そう、USインベスティングチャンピオンのミネルヴィ二でさえ、
勝率50%を前提とした戦略を採用しているのです。

なぜ「損切りラインは利益率の半分にしろ」なのか

こちらの図をご覧ください。
 

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出典:『ミネルヴィニの成長株投資法』 
 
これは、ミネルヴィ二がこの損切りルールに開眼したときの思考実験です。
 
図の左側は、彼の実際のトレード結果です。
注目すべきは、勝率と平均利益、平均損失、そして結果としての期初元本に対する利益率です。
 
勝率:50%
平均利益:+18.4%
平均損失:▲15.9%
結果:▲12.05%
 
平均的には利益率が損失率を上回っているのに、結果としては負けているのです。
 
なぜこういったことが起きるかと言うと、
損失率が大きいほど、それを取り返すのに必要な利益率が大きくなるからです。
下の図を見れば、一目瞭然です。
 

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で、元の図の右側は何をしたかと言うと、
「仮に損失を出したトレードを10%で損切りしたらどうなるか」
というものです。
 
勝率:50%
平均利益:+18.4%
平均損失:▲10.0%
結果:+79.89%
 
いかがでしょうか。
結果が▲12.05%から+79.89%に改善しました。
これ、めちゃくちゃ大きくないですか?
 
平均損失は5.9pt改善したにすぎません。
それなのに、結果としての利益率は地獄から天国へと様変わりしたのです。
 
これは示すことは、
「取り返しがつかなくなる前にさっさと切れ」
…ということです。
 
彼自身、この事実を発見した際のことを以下のように語っています。
 

そんなちょっとした変更で、パフォーマンスに劇的な影響が及ぶことなど、あり得るだろうか? それが、間違いなくあるのだ!

この発見は私のトレードで重要な転機をもたらした。私はリスク管理こそが成功に至るカギだと確信した。その時点から、私は非常にリスクを嫌うようになった。そして、私のトレードの成績は劇的に向上した。

 

こうした事実をもとに、彼は「平均的な利益率の半分の損切りラインを置け」と主張しています。

また、ありがたいことに利益・損失率&勝率別のマトリクスも掲載してくれています。

 

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さらに注目すべきは、勝率が10%違うだけでも地獄と天国に分かれることです。

 

勝率が30%が顕著でしょう。

ここまで精度が低いと、もはやどれだけ爆益かましても利益が出ないようです。
(利益:損失のレシオが2:1という前提条件の下ですが、、)

 

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自分に相応しい「損切りライン」を設定しよう

皆さんのトレードの勝率、平均利益、平均損失はどのくらいでしょうか?

 

「わからない」という方は、一度、計算してみるといいでしょう。

そして、上記のマトリックスを見ながら自身に相応しい損切りラインを定めてはいかがでしょうか。

ミネルヴィ二の投資哲学

さて、ここからは私の勉強ノートをべたっと貼っただけです。

なので、微妙に読みにくいかもしれませんがご容赦ください。

また、結構、意訳してます。ちゃんと原文を読みたい方は、本を買ってね!

 

 

「トレードの目的は安値で買うことでも、高値で売ることでもない。ましてや、自分の判断の正しさを証明することなどではない。-利益を出すことだ」
 

間違いを恐れるな。間違いを認めずに放置することを恐れよ。

  • 最良のトレーダーでさえ、半分は間違うこともある。間違うことを前提に戦略を立てるべきだ。
  • このトレードは、今後の100万回のうちの1回だ。小さな損失を受け入れて次へ行け。
 

会社を経営するようにトレードせよ。

  • プロはそっと踏み出し、不利になったらすぐに降りる。素人は最初から全力で向かい、破滅するまでやり遂げる。
  • 素人は、間違いを認めることを恐れる。そして、取り返しのつかないところまで行く。
  • お前の相場観は関係ない。市場がすべてだ。
  • エゴもプライドも邪魔だ。利益を上げることに集中せよ。
  • 弱い銘柄が上がるのをじっと待つより、それを売って強い銘柄を買う方が賢明だ。
 

利益を上げるには、利益が損失を上回っていなければならない。これに、議論の余地はない。

  • 大きな損失から身を守る方法は、損失が大きくなる前に切ることだ。30年のトレード人生で、それ以外の方法を見つけられなかった。
  • 素人は小さな損失を拒否して、損失が大きくなるのをじっと見つめる。一方で、小さな利益はすぐに受け入れる。
  • 損失の増加は幾何学級的に、金を取り戻す機会を奪う。
  • リスク管理こそが、成功のカギだ。私はリスクを最も嫌う。
 

トレードの規則

平均利益の半分程度で損切りしろ

  • 普段、15%の利益を出すなら、7~8%の損切りルールを徹底せよ
  • 損失率が高くなればなるほど、挽回が難しくなる
 

10%を絶対防衛ラインにせよ

  • 10%以上、やられるトレードは何かがおかしい。
  • 銘柄選定か、タイミングだ。頭を冷やしてやり直せ。
 

相場のボラティリティが高まっているときは、損切りの幅を縮めよ

  • 間違っても、より多くのリスクを取ろうとするな。それは正反対の対応だ。
  • プロは、リスク・リワードの比率でとるリスクの多寡を決める。
  • なぜ、リスクが高まっているのに、より多くのリスクをとろうとするのか。
 

最初から大きなポジションを取るな。徐々に買い増せ

  • 損失が出ているトレードは増やすな。損失も増える。
  • 利益が出ていて確信度の高いトレードを買い増せ。利益も増える。
  • 最終的にポートフォリオ比で5%分買いたいなら、1%、2%、2%といった具体だ。
 

利益が許容リスクの3倍になったら、損失を絶対出すな

  • 利益を守れ。元本も利益も等しくお前の金だ。
  • 少なくとも、買った値段に逆指値を置いておけ。トレールストップなら尚、いいだろう。
 

正しい順序でトレード-inの判断をしろ。順番はこうだ

  • どれくらい損失(=リスク)がありそうか?
  • これまでの平均利益・損失比で見劣りしないか?
  • 上記2つがうまくいっている限り さらにリターンを追えるか?買い増せるか?

 

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最後に

というわけで、ミネルヴィ二流の損切りルールでした。

念のため補足しておきますと、

何でもかんでもこのルールでやれと言うわけではありません。

特に長期積み立てをされている方は、淡々と積み立てを継続したほうがいいでしょう。

 

これはあくまで、短期か中期でトレンドフォローをするトレードで守るべきルールとの理解です。

その文脈であれば、これは非常に強力です。

 

私も3月以降、エネルギーレバレッジETFやら中国株ETFなどに手を出してけがを仕掛けましたが(何やってんすかね本当に、、)、擦り傷程度で済んでいまして、

平均利益は+20%、平均損失は▲7%程度を維持できています。

 

勝率は70%ですが、これは3月以降の数字なのであてにならないっすね。。

それ以前は、もっとやられていますから。

それに、短期のトレードの額は小さいので、実額はそれほど取れてないです。

 

いずれにせよ、今後も私情は捨てて利益を出すことにフォーカスしていきたいと思います。

そのうえで、きちんと勉強を続けて、銘柄選定やタイミングのスキルも向上させていきたい次第です。

 

この記事が、少しでも皆さんのお役に立てればうれしいです!! 

 

 

 

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