インデックス投資に必要な才能は陽キャ気質のような気がしてきた。
投資本を読むとだいたい乗ってるフレーズは、リスク許容度から投資対象を決めましょうみたいな話であり、自分も似たような話を散々してきた。
これはリスクサイドの、しかも最大ドローダウンに目を向けるということ。一方で当たり前だが、投資の目的はリターンを得ることであり、本来は先にそっちに目を向けるべきなんじゃないかと思っている。
自分はこれぐらい耐えられるからこれに投資するんだって話じゃなくて、自分はこれぐらい欲しいからこれくらいを耐えなきゃいけないんだっていう順番なんじゃないかと。
本業の方でもどれだけリスクをミニマイズできるかだけに執心すると本末転倒で、むしろ必要なリターンを稼ぐために必要なリスクテイクはどれぐらいかみたいな議論の方が重要だったりする。
自分は根っからの陰キャなので、投資を始めた当初はいかにドローダウンを避けるかばかりを考えていた。ただこれだと、資金の投下額に腰が入らないので意味のあるリターンが得られない。
当時の自分に必要だったのは、むしろ期待リターンの方に目を向けて、腹を据えて資金を投下するマインドだったのではないかと思う。
リスクの話をするなっていうわけではないし、むしろヒストリカルにどのようなドローダウンがあったかはちゃんと把握しておくべきなんだけど、もっと初心者に期待リターンの側面から話をする切り口があってもいいんじゃねえかなと思う今日この頃である。
この文脈で、ニッセイ基礎研の熊 紫云氏のレポートは長期のリターンに目を向けたものが多くていいなぁと思ってる。おすすめ。
https://www.nli-research.co.jp/topics_detail2/id=67562?site=nli
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