資産形成の灯台

投資・投機との関わり方に関する思索を垂れ流すブログ。

【もう戻りたくない!】リモートワークで変わったこと5選

f:id:lovegajumaru:20200718172705j:plain


どうも。くじらです。

 

たまには息抜きで、投資以外の話題についても書いてみる。

 

今日のテーマは「リモートワーク」です。

私の勤め先でもリモートワークが始まっていまして、

かれこれ3カ月以上、ほぼ出社していません。

 

そんなわけで、

リモートワークが始まって「変わった」ことを5つ紹介したいと思います。

 

ちょうど、関連する本も読んでいることですしね。

 今日紹介することは、『リモートワークの達人』でも書かれています。

 

 

 

余計な対人ストレスがほぼゼロになった

何といってもこれだろう。

「余計な」対人ストレスが激的に減った。

「余計なってなんやねん」と言うと、

仕事に関係ないストレスである。

 

例えば、

  • 満員電車で密な空間に詰め込まれる
  • オフィスの席でやたら声のでかい同僚の電話の話声が気になる
  • 部下を立たせてネチネチ責める隣の部のマネージャーが目に付く
  • たぶんググると2秒でわかるだろうことを1日に何度も聞かれる
  • マネージャーがいないと仕事に関係ない話を延々と振られる

 

これらが、ぜんぶ、なくなった。

 

オフィスにいたころは、これらをシャットアウトするために、

常時、耳栓をしていた。

 

私はもともと、HSPの気があるので、音や光、他人の声などがダメなのだ。

ちなみに、HSPテストの結果はこんな感じである。

 

f:id:lovegajumaru:20200716133311p:plain

https://hsptest.jp/

 

なにか聞こえると、どうしても気になってしまう。

なので、集中するにはとにかく五感をシャットアウトするしかなかった。

 

これらの事象から受けるストレスは、仕事とは本来関係ないものだ。

PJを進めるうえで他者と交渉したりするときに感じるような、

仕事に必要なストレスとは全然違う。

 

ただ、不要なストレスだった。

 

「そもそもなんで1日12時間、数字いじくりまわして文章作っている職種と、
1日12時間、電話片手に交渉や調整している職種の人間が隣同士なんだろう」

「なんでハブとマングースを並べて『仲よくしろよ♡』なんて言うのだろう」

…とかなんとか考えていたが、あっさりこれらの悩みは解決した。

 

余計な対人ストレスが無くなったおかげで、

非常にクリアな精神状態でいられることが多くなった。

 

スポンサーリンク

 

 

集中力がくっそ持続して成果物の質が高まった

外部の刺激で意識を途切れさせられることが(ほぼ)なくなったため、

集中力がくっそ持続するようになった。

 

以前、見た研究結果では、人は集中するのに15分~20分かかるらしい。

それを超えて初めて、人は集中して「モノを考えられる」ようになるそうな。

 

ところで、むかしむかし、同僚で「なんでも人に聞く」方がいた。

立場上、その方のサポートをしていたのだが、

とにかく質問に意識を中断させられていた。

 

1度、1日に何回話しかけられるか数えていたことがあった。
(「あんまりひどいので理詰めで改善をリクエストしようと思ったからだ」)

 

その日は40回だった。

 

1日の勤務時間が8時間(480分)くらいだったとする。

均すと、480分÷20=24分ごとに意識が中断することになる。

 

集中するのに20分掛かるとすると、

私はありがたいことに4分間も集中力を持続することを許されていたわけだ。

 

その方は、ほどなくしていなくなったので、思いで話である。

 

こうしたことが無くなったので、

企画系のアイデアを出さなければならない仕事や、

間違えられない数字を扱う仕事の成果物の質が激的に高まった。

 

改めて思ったのは、

この手の仕事はふさわしくない環境で「やらない方がいい」ではなく、

「やってはいけない」のだ。

 

先読みをするための思考の時間が確保できないと皮相なアイデアしか出てこないし、

己の人格をかけるべき数字で凡ミスを犯す。

自分の評価にとっても、会社にとってもアンハッピーだ。

 

スポンサーリンク

 

 

評価の軸が変わった

これも、本当に大きい。

人を評価する観点が、「頑張り」とか「態度」とか「しぐさ」とか、

なんかよく分からんものから「成果物」や「アイデア」に変わったのだ。

 

オフィスにいたころは、

「あいつ頑張ってんな」とか、

「あいつ汗かいてんな」とか、

なんかそれっぽい雰囲気的なもので評価されていた節がある。

 

例えば、

Aさんはあるタスクを1時間で仕上げて提出したとする。

Aさんは日ごろから自身のスキルを磨いており、

人より圧倒的に効率よく仕事を処理できるのだ。

 

これに対して、

Bさんは同じタスクを1日かけて提出したとする。

 

評価されるのはどちらだろうか。

 

答えはBさんだ。

 

なぜなら、Bさんは日付が変わるまで残業して「ぜぇはぁ」言いながら、

朝一でボスに疲れ顔で申し訳なさそうに成果物を見せて「頑張った感」の演出に余念がなかったからだ。

この手の非言語的コミュニケーションは、効く相手には効く。

 

営利企業である以上、どう考えてもAさんが評価されるべきだが、

どう「考えなくても」Bさんを評価しようとするマネージャーもいるのだ。

 

だが、これもコロナで変わった。

こうした非言語的なコミュニケーションの比率が下がったことで、

 

最低限のマネジメントでもぽこじゃか成果物が出てくる人間と、

言われたことしかしないうえ、待てど暮らせど成果物が出ない人間で、

印象が変わってきたのだ。

 

目に見えない分、今まではBさんを評価していたマネージャーも、

さすがにイライラするらしい。

そして、そもそも査定で「彼は頑張る姿勢が、、」といった「根拠」も書けなくなった。

 

ボスによれば、コロナ後の査定は今まででは考えられないくらい、

個人間、並びに同じ人物の過去・今回の評価の差が大きかったらしい。

評価が下がった人物は、賞与も4~5割ダウンだろう。

存在感しかなかったベテランが消えて若手が元気になった

これも大変良いことだ。

ちょっと前にTwitterでもつぶやいていた。

 

 

オフィスにいたころは、

なんかわけわからんことを言って「存在感」を発揮しようとするベテランをなだめて方向修正をするのに労力を費やされていた。

 

なんの付加価値も生まないうえ、

若手も委縮してしまって踏んだり蹴ったりであった。

 

だが、今はそういった方々が「いなくなった」

これもやはり、非言語的コミュニケーションに依存していた部分が大きかったらしい。

 

彼らに残ったのは「無」だった。とても静かになった。

環境適応力の高低で「格差」が生まれ始めた

先日、他のチームが「画面共有」を知らなくておったまげた。

 

リモートワークが始まってから画面共有ができるツールを会社で使えるようになったのだが、3カ月以上たった今でも画面共有機能を使わずに仕事をしていたらしい。

 

今回に限ったことではないが、

「従来からのやり方をどうしても変えたくない」という方がいる。

特に、マネージャーがこのタイプだと、

そのチームのメンバーも似たような傾向を示すように思う。

 

基本的に「変える」という発想がないため、

環境に合わせたやり方を探すということもしない。

したがって、新しいツールの使い方も知らない。

 

結果、情報共有のコストが他のチームの何倍にも膨れ上がる。

こうした環境適応力に起因する「格差」が散見されるようになった。

番外編:仕事中に急に立ち上がって「奇行」に走れるようになった

ケツが痛い。

私の仕事は座りっぱなので、とにかくケツが痛くなる。

 

オフィスにいたころは、急に立ち上がって伸びやストレッチをすることもできなかった。

だが、今は好きな時にストレッチをしたり、

急に立ち上がってスクワットし出すみたいな「奇行」も自由。

心なしか、体調も良くなったようでいいことづくめだ。

 

スポンサーリンク

 

 

というわけで、つらつらと書いたリモートワークで変わったことでした。

もう、一生出社しなくてもいいっすね、、

真の変革は危機に進むと言いますが、非常に実感しております。

 

冒頭で紹介した『リモートワークの達人』でも、

かなり強い調子で雇う人間の選別を勧めている。

 

雇ってはいけない人物の特徴として、

  • 自己管理ができない
  • 報告ができない
  • やり遂げることができない
  • 期限内に終わらない
  • 前向きではない
  • 文章が下手

…といったことを挙げています。

そして、もしこうした人物がいてリモートワークに上司の「監視」が必要な事態に追い込まれているなら、

それはそもそも「採用を失敗」しているのだと主張しています。

マネジメントとは、子守ではないと。

 

こうした評価軸の転換は、これからさらに進むのでしょう。

自身が先に上げたような特徴の人物とならないよう、

学ぶ姿勢を忘れないようにしていきたいっす。