資産形成の灯台

様々な投資戦略の学習・実践中。最も尊敬する投資家はハワード・マークスです。

相場にボコられたのでエッジとTPS戦略について書く

久しぶりにめっちゃやられた。

年初来で短期枠の▲5%程度を失っておる今日この頃、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。ぼくは踏んだり蹴ったりです。

 

最近の金融引き締めに関わる神経質な相場の上下動に感情的に反応して、これまでやらなかったような即物的なトレードを繰り返してしまった。

これは一昨年、昨年と好調だったことで自分が調子に乗ったゴミ野郎になっていることが原因であり、「エッジとは何か」を改めて書き綴ることで煩悩を滅却する次第である。つまり護摩行ですよ護摩行。

 

 

エッジとは何か

エッジの考え方は色々あると思う。

マジレスすると統計的優位性とかなのかもわからんが、もう少し自分自身に引き付けて言語化したいと思う。

 

一言で言うと、「他人のミスを利用できること」ではなかろうか。

もっと明け透けに言えば、「養分の売買を利用すること」である。

 

相場と言うのはよく間違えるのだが、中の人は常に同じと言うわけではない。

間違える人と、その間違いを利用する人がいる。

 

間違える人は「養分」と呼ばれる人々である。最近の私はこれである。

養分の特徴を思いつくままに挙げると、

  • 近視眼的である
  • 感情的である
  • 焦る/冷静ではない
  • 目の前の株価に脊髄反射的に反応して行動する
  • 直近に起きた事象が将来も続くと考える
  • 「こうなったらいいな」という期待でポジションを持つ
  • 確率的な思考ではなく、決め打ちで行動する
  • 知らないうちに他人の考えをトレースしている
  • そのくせ他人の行動(マーケット)は軽視する
  • 自分の「こうなるはず」という相場”勘”を重視する
  • トレードの損失を取り戻そうとする
  • 出口戦略がない

…と言う感じだろうか。

自分事なので解像度高い気がする(白目)

 

こういった人を利用できることがエッジだ。

なぜなら、こうした人々の負けポジションをひっくり返せば、同じだけ儲けていられるからだ。

売買の反対側には、常に自分と反対の行動を採っている人がいる。そのことを忘れてはいけない。

 

目の前のマーケットの動きにいちいち反応していると、あっという間に養分コース直行となってしまう。

一歩引いた目線で、「で、次に食い物にされるのはどんな人達か」を考えなければならない。

わからない/自信がないならば、今の局面では自分にエッジはないのだ。しばらく相場をお休みして、得意な局面がくるのを待つほうがいいかも。

TPS戦略について

もっと具体的にエッジのある戦略ってなんだろうというと、例えばTPS戦略というものがある。

 

TPSとは、Time, Price, Scale-inの略である。

要は、マーケットで恐怖や強欲(エッジ)が高まったときに、買い下がる戦略だ。

 

より具体的には、以下の『恐怖で買って強欲で売る』からの引用を見てほしい。

1.ETFは200日単純移動平均線を上回っている。 
2.2期間RSI(相対力指数)の値は2日連続で25を下回っている。大引けで自分が取る予定のポジションの10%分を買う。 
3.大引けで価格が最初の仕掛け値よりも下がっていれば、ポジションを取っているどの日でも、さらに20%分を買う(増し玉をする)★。 
4.大引けで価格が前の仕掛け値よりも下がっていれば、ポジションを取っているどの日でも、さらに30%分を買う★。 
5.大引けで価格が前の仕掛け値よりも下がっていれば、ポジションを取っているどの日でも、さらに40%分を買う★。 
6.2期間RSIの値が70を上回って引けたときに手仕舞う。検証結果を示す前に買い下がりで行ったことを見ておこう(売り上がりでは、これと正反対のことを行う)。  


この10%、20%、30%、40%の買い下がり手法(別名1-2-3-4)を使って、大きく売られ過ぎたETFで予定のポジションをすべて取っている。  


★ ETFが大引けで200日移動平均線を下回ったときは、どんな場合でも新たに買いポジションを取ってはならない

 

 

RSIがわからなければググってくれ(丸投げ)

 

この戦略は勝率が高いのが特徴で、同書の記載されているSPYを対象にした検証結果では、勝率が90%超となっている。

私もこれを「真面目に」実践していたころは、同じくらいの勝率だった。

 

この戦略のエッジは、「市場が間違えているときに、さらに慎重に資金を入れていって誤りの修正(リバウンド)を取る」という点にある。

何とかして、間違えている側の反対側の人になり続けようとする戦略である。

 

RSIで極短期的な「買われ過ぎ/売られ過ぎ」の状態を測りつつ、マーケットが下がる度にだんだんとロットを増やして増し玉をして行く。

資金が続くように、予定額の10%、20%、30%、40%と細かく刻むのだ。

そして、RSIで反発が確認されたらクローズする。

 

大抵はフルサイズまでポジションを持たずにイグジット条件を満たしてしまうが、代わりに負けも少ないわけだ。

 

この戦略、やってみると2つの意味で非常に規律が求められることが分かる。

1つは、皆が売っているときに買い向かう勇気。なんだかんだで自分も「恐怖」を感じるのだ。

もう1つは、「もっといっぺんに買ってしまいたい」という「強欲」に対する自制心。エントリーの初期段階では予定額の10%しか入れないので、「このあと、すぐに上がっちゃったら、、」と心配になってもっと買いたくなる。

 

私が先ほど、「真面目に実践していたころは」と書いたのは、これらの規律が緩んだトレードをしていたからだ。

ルールを曲げて買い控えたり、逆に予定以上に買ってしまったり、、余計なアレンジのパターンは無限大である。

 

こうなるとたちまち立場は逆転して、エッジを利用するどころか利用される側に堕してしまう。目の前の相場にわかりやすく反応してくれるマーケットの養分として、おいしく頂かれてしまうのだ。

 

というわけで、自身の悪行・煩悩を滅却するために無心でエッジについて写経した次第である。心が洗われたので、来週からのトレードは大丈夫だと思います(希望的観測)

 

冗談半分で言いつつも、なんというか、無我の境地みたいなのは大事である。

「儲けたい」とマーケットに執着し出すと、必要のない無駄なトレードが増える。逆に「マーケットさんが儲けさせてくれる時だけでいいですから、、」くらいの謙虚な気持ちでいると変な損の仕方も減り、堅いトレードだけに専念できるようになる。

例え損が出ても、「ジャストアナンバー」の精神で冷静に受け止められるのだ。

 

「動揺して脊髄反射モードになっているな」と感じたら、一度手を止めて原点回帰が大事である。この手のモノは「基本にして奥義」ってやつであり、何度も立ち返ることでその凄さや有難味がわかるものじゃないかしら。

 

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