エクスポネンシャルな世界へ。
最近の生成AI周りの進化を見ていると、指数関数的という表現がぴったりくると思う。もう散々、言い古されている感じもあるけどね。
ポイントは、足元で起こっている「今」の話が終わりではなく、1年後や3年後、5年後、10年後には世界が様変わりしているということ。ニュースフローを見ていると「ここまで進化したけど、まだこれはできない。だから使えない。投資回収もできないはず」みたいなことを感じたりするかもしれないが、これは視点が「今」に寄りすぎている。
生成AI関連の恐ろしいところは、このとんでもない進化の速度がこれからも続くという点にある。スケーリング則も一時期は頭打ちかと言われたが、新たに推論スケーリング則が現れたり、Grok-3のようなアルゴリズムで遅れを取っていてもクソデカデータセンター建ててコンピューティングパワーで殴ればいいみたいなモデルが登場したことによって、まだまだこの傾向が続く可能性が示され続けている。
だからむしろ、ここで停滞してしまうという考え自体がリスクであり、これまでの進化の速度がこれからも続くという外挿をすべきなのである。
つまりトレンドである。僕はトレンドが大好きだ。とても、投資しやすい。
トレンドは、続く限り正義である。途中でノイズが入ることもあるけど、トレンドが崩れない限りトレンドは続く。それがトレンドだから(トートロジー)
先日のブログでも書いたように、利に聡い経営者がこの分野に全ベットしている。トレンドが続くかどうかは、トレンドを信じている人々が持っているリソースをそこに傾け続けるかどうか、にもかかっている。これは鶏が先か卵が先かみたいなところがあるが、トレンドを信じて「続けさせる努力をやめない人々」がいることによって、トレンドの継続が自己成就するのだ。
世界が生成AIの方を向いている間は、トレンドは続く。外野が何と言おうと、トレンドを続けさせる人々が努力を続けている間は続く。その間は投資をしてていい。