何でもいいから投資を続けるための信念がいるよねと。
世間では「なんとか教」とか言ってバカにされたりするけれど、マーケットにおけるノイズを無視するためにはホールド力の源泉となる信念が必要。インデックス投資教でもバリュー投資教でも高配当投資教でもなんでもいいんだけど。
僕の場合はClaudeくんとお話をしていて、以下が自分の信念だなと思った。
「金融収益率の長期平均回帰性」
- 統計的な裏付けがある一方で、「今回は違う」という反論も常にある
- 特に金利環境について「ニューノーマル」という主張と、「結局は平均に戻る」という主張の対立
- バリュエーションの評価にも大きく影響(PERの平均回帰など)
「テクノロジー信仰」と「強者の強者たる所以」の組み合わせ
- ネットワーク効果とスケーラビリティによる独占的地位の確立
- データの集積→AIの精度向上→さらなるデータ集積という正のスパイラル
- プラットフォーマーの価格決定力の強さ
- 「Big Tech」という言葉自体が、もはや彼らが「大きすぎて潰せない」存在になった証
「クオリティ・モメンタム」への注目
- 高ROE企業の持続的な超過収益
- 「良い会社は良い株」という単純な信念の、学術的な裏付けとしても機能
- 特にテクノロジー企業は高いROEとモメンタムを両立しやすい
「米国流資本主義への信頼」
- シリコンバレーのイノベーションを生む土壌
- 株主還元を重視する経営文化
- 柔軟な労働市場と人材の流動性
- 「勝者総取り」を許容する文化
これらの信念は互いに補完し合っている印象を受けます:
- テクノロジーセクターは高いROEとモメンタムを示す
- 米国の資本主義システムがテクノロジー企業の成長を支える
- 強者の地位は短期的な変動を超えて、長期的に安定している
一方で、マーケットにおける動きが信念に対するノイズであるうちはいいんだけど、これ根本的にやべぇんじゃねえかという時には、これまで神棚に飾って大事に奉ってきた信念にクソぶっかけて放り捨てたり、軌道修正することが必要になったりする。
この点についてロールモデルだと思ったのが、ronaldread氏。CAPEが低い国への投資をされていたのだが、ロシアの海外資産が凍結された時、「西側諸国の人間が反米国家に投資をするのはやべえんじゃねえか」という風に信念を修正されている。
じゃあこういうピボットしなきゃいけないタイミングの判断はどうするんだよってことなんだが、まあそれが一番難しいよねと。
当該イベントが単なるノイズなのか、信念の軌道修正を迫るものなのか。逆に言えばその判断自体にリスクがあるからこそ、そこにリターンが生じている…とも言えるんじゃないですかね。自明の理だったらリスクないから、リターンないからね。
ちなみにronaldread氏はビットコインに対する信念を持たれていて、そっちはレバレッジかけてがっつり儲けられていて、すごいなと思いました(小学生並みの感想)
こうした例を見ると、信念も複数の相関低そうなものに分散してるとよさそうだよなぁとか思います。
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