マーケットむっちゃくちゃで草。
日中の先物市場が大きく下げて、前日比大幅下落で始まったマーケット。
このまま下に下げるのかと思いきや、途中で反転。
結果的にはNYダウが前日比+0.62%で終わった。
反転のきっかけは、 Fedが発表した個々の社債購入プログラムの開始のニュースのようだ。
今まではETFで社債買ってたけど、個別にも買っていくよっていうことっすね。
賛否両論あるみたいだけど、マーケットはこうした反応を見せた。
まだ金融相場の延長戦で、「少しでも踊っておけ」ということだろうか。
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正直ここでこんなに反転するとは思っていなかった。
ここまでマーケットは、破綻先のハーツが上昇するなどアホみたいな展開を繰り返してきた。
IBO(Initial Bankruptcy Offering)などのとんでもワードも登場していて、
いろいろと面白すぎる展開だった。
金融相場→業績相場への移行などの言葉が使われるが、
金融相場の過熱の極地なんじゃないすかね。
とは言え、さすがにここまで来ると調整は避けられない。
実際に、先週木曜日に1800ドル近くの調整が入ったことで、
マーケットが現実を見始めたのだと思っていた。
参考にさせていただいているブログでも相場の過熱ぶりについて触れられていたので、「そろそろなんかなぁ」と思っていた。
そう思っていた矢先にこの展開である。
先ほどのハーツの件も然り、
マーケットの波乱の要因になっているのはロビンフッター(とそれを食い物にする機関投資家)の存在かもしれない。
ロビンフッターというのは、米国の証券会社ロビンフッドを利用している投資家のことを指す。
スマホで簡単に株が買えるということで、若者を中心に利用者を増やしてきた。
今回の相場では、直近の上昇をけん引してきたのは彼らだろうとの見方がある。
一方で、機関投資家は彼らをカモネギとして見ているようだ。
ここ数日のマーケットを見ていると、取引開始直後に大幅高 or 大幅安→取引間際にかけて下落 or 上昇という展開が多かった。
こうした現象の解釈としては、投資初心者が多いとされるロビンフッターを機関投資家が狩っているというものだ。
彼らは感情的に反応するため、簡単に誘導できるというわけだ。
ただそんな中でも、継続的に買いが入り続けるのは、相場局面を気にせずに買い続けるロビンフッダーがいるからなんだろう。
マジで怖いものなしである。
ここで湧いてくる疑問としては、「いつまで彼らのような買い手がマーケットに存在し続けるのだろうか」ということだ。
こんな状況であるため、手堅い機関投資家は本格的に買っていないように思う。
(彼らは「上がっているから買う」などということはしない)
そうなると、候補は個人投資家とヘッジファンドなどのやんちゃな機関投資家ということになる。
ヘッジファンドなどは相場が上がればショートで下げてくるだろうから、
それを個人投資家が迎え撃てるかというところだろう。
どう楽観的に考えても、個人投資家に分がないように思う。
そう考えると、やはり大勢はあまり変わっていないのではないか。
つまり、これから業績相場に移行してもう少し現実的でな株価の動きに修正されていくのではないかと思う。
そんなわけで、本日の株価の上昇は危険なセクター(=現在の株価上昇が説明できないセクター)から降りるためのチャンスが与えられたくらいに考えておこうと思う。
いずれにせよ、この局面で投機的な銘柄に手を出すのは、それ相応の覚悟とフットワークの軽さ(逃げ足)がなきゃいかんでしょ。
自分は買いたいものも大体は買えたので、
相場が落ち着くまでは気絶スタイルを基本としようと思います。。
ロビンフッターの動向はとっても面白そうなので、もう少し勉強してみたい。
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