資産形成の灯台

様々な投資戦略の学習・実践中。最も尊敬する投資家はハワード・マークスです。

【IWM, TNA】相場のクライマックスに向けて何を買うか?

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どうも。くじらです。

 

巷ではバブル崩壊派と、バブル継続派の論争がかまびすしくなってまいりました。
実際、難しい局面ですね。バブル崩壊的な話は、なんならこの1年中、常に誰かが言ってましたよね的な思いもある一方、この昨年3月から続いてきた上昇トレンドの終わりってそろそろ来るんじゃねーの?という点も気になってきます。

 

そんなわけで、このへんのモヤモヤを整理しつつ、個人的にどう動いているのかを記事にしました。読んでいただけた方の参考になれば幸いです。

 

 

Afterコロナ、本格的に見えてきた

ワクチン普及により、コロナ禍の出口が現実的になってきた。
インフレ&長期金利上昇は気になるものの、インフレについてはパウエルさんも「前年が低かったんで、テクニカルな理由で上がることはある。それを理由に緩和をやめることはない」と言っている。

また、金利上昇も今のところは、株価に悪影響を及ぼしているようには見えない。景気回復局面における、正常な金利上昇とみなされているのだろう。

 

3カ月後や半年後はパウさんも違うことを言っているかもしれないが、少なくともあと1カ月くらい(願わくば、+α)は、今の株高をエンジョイできることをメインシナリオに考えている。

ちょっと保守的過ぎる期間設定かもだが、今はフルインベストメントに近い状態なので、このレベルのリスクを取り続ける期間は慎重に見たいのだ。

 

とは言え、先々週のWSB騒動がガス抜きになったので、足許はなかなか気持ちの良い上昇をエンジョイ中である。

ああやって、適度に振り落として、ボラティリティに耐性のない層に手放させて、再イン時の需要>供給で株価が上がる、、的な流れは大歓迎だ。

次はどこに資金が流れ込む?

バリュエーションがマシなテーマを物色

中央銀行のジャブジャブ緩和による金融相場から、足許は実体経済の回復による業績相場に移行してきていると思われる。

株価はすでに様々な指標で割高な水準が示唆されている。…が、それも一様ではないと思う。

 

これまで、大型テック、WFH、クリエネ、半導体、大麻、、といった具体に次々とテーマ別に買い漁られてきた。

まぁ最初はGAFAMくらいしか怖くて買えねーよって感じだったのだが、それがどんどんと「まだ買えるのはどれだ?」という流れになってきた。

このあたりは、Youtuberのやす氏が素晴らしい動画をアップされているので、そちらを参照されたし。「テーマごとに、コップが次々にいっぱいになっていく」という比喩は本当に秀逸ですね。。

 

なお、昨年の6月にコロナ感染者数が減り始めた時に、一瞬だけ、今の状況と近いことになっていた。

つまり、金融やらエネルギーのようなAfterコロナ銘柄や、ボロ株(失敬)が噴き上がっていた。これは、「いや、まだ君達早いですよね」と明確にマーケットから否定されたわけだが、今回は本物と考えていいと思う。

 

話を戻すと、
その時々のテーマが噴き上がってバリュエーションがパンパンになり始めたら、次の投資テーマへ、、といったことが続いた。

この辺は、銘柄自体が良い悪いは必要条件に過ぎず、十分条件ではない、、ってことなのかなぁと。

「まだ上昇余地があるか=バリュエーションがイカれていないか」が最も重要ということですかね。

 

需給で価格は上がるが、株式は本源的価値がアンカー、、言ってしまえば足枷になるわけだ。

企業価値は(一応)計算ができるものなので、決算数値やらPERやら諸々考えると、どれだけ先のバラ色の未来まで織り込んでいるんですかねと、ふと冷静になってしまう株価水準というものがあるのだろう。

先述の各テーマも、ググっと吹きあがる(=注目される)時期があった後は、すんっと大人しくなる時期を迎えている。

結局は需要(買い手)が無ければ上がらないので、「ちょっともうパンパンだし、他のテーマ見ようか」となると、いくらファンダメンタルが良かろうと上がらないのだ。

 

余談だが、その点、ビットコインは純粋に需給だけで価格が動いており、企業みたいに「将来のキャッシュフローを現在価値に割り戻すと、、」みたいなバリュエーション的なものがない。

だからこそ、需給でどこまでもフライハイ的な値動きをするわけだ。

今は小型株祭り開催中

…で、また話を戻すと、
足許は、株価が跳ね上がりやすい時価総額の小さい銘柄、、小型株が物色されている状況。

単にパンプしやすいよねという、WSB的な視点からの物色以外にも、そもそも小型、、サイズファクターって景気回復局面で上がるよねという物色の観点もあるのではないかと考えている。

サイズファクターの理論的な説明は、財務的な脆弱性等に対して、投資家が高いリスクプレミアムを求めるというものと理解している。コロナでボロクソにやられていた時はいざ知らず、出口が見え始めた今ならば、資金が集まりやすい。

さらに、Russell2000に焦点を当てると、セクター的にも金融や資本財のような景気循環的なものも多く組み込まれており、Afterコロナの文脈にもマッチしているように見える。
(実はヘルスケアが構成比的には1位なのだが、、これは足許の指数の好調さを見ると、特にネガティブには働いていないっぽい)

 

実際、すでにだいぶ上がってきてしまっている。例えば、Russell2000を対象としたETFのIWMの価格推移をみると、コロナ前の株価水準をブレイクアウトした後に、すでに+35%程度も上昇している。

過去のブレイクアウト後の上昇率を見ると、+35%~+60%程度であるため、そろそろ一旦の天井が意識されやすいかなとは思う。

 

一方で、ここまでの回復の早さが異常ですねという点は考慮する必要がある。これまではブレイクアウト後に天井を付けるまで、1年以上は掛かっている。一方、今回の上昇トレンドはまだ100日程度であり、「いやおまえ、早すぎでしょ」である。

下図を見てほしい。これは、2001年以降のIWMの週足チャートだ。主な上昇トレンドの上昇率と継続期間を表示しているのだが、もう足元の上昇はメジャーがめっちゃ狭くなっちゃって見づらくなってしまっている。

 

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ここをどう捉えるかで投資判断が変わると思っている。

 

で、どうするか

小型株トレンドには乗り続ける

私は、こう考える。
現在の緩和的な株価にやさしい状況が向こう1ヵ月は堅いだろうというシナリオを前提にした場合、小型株の上昇トレンドからすぐに降りなくてもいいのかな、と考える。

もちろん未来はわからんのだが、だからこそ、現在進行中の上昇トレンドにはしっかりと乗り続けたい。

 

私の投資メニューの1つにトレンドフォローがあるが、トレンドの要諦は「予想外の継続」と理解している。

大体の場合において市場は効率的なので、将来の情報でも一瞬で反映する、、はずなんだが、たまに、、なんかこう、「じっくりと」「じわじわと」みたいな感じで、情報を織り込んでいくことがある。

これが、「トレンド」である。

 

こうした非効率性にはいろいろ説明があるみたい。例えば、実はマーケット参加者はポジティブサプライズのような情報をうまく処理できないことがあって、それが株価がじわじわ上がる原因になるとか。

要は、これからべらぼうに景気回復くるぞーって言われても、「ほんまか~?(ネットリ)」みたいな感じで、完全にはこれを受け入れず、株価への反映=買いの需要も甘くなるイメージ。

これは、結構、想像が付くんじゃないかな?みんな、売りは早いけど、買いは複数回に分けてじわじわとやるでしょう。あれは、こういった心理の反映なんじゃないかと思う。

 

そんなわけで、小型株の上昇トレンドにはまだ乗っていたいなと。
値上がり幅は気にはなるのだが、まだ継続期間は過去に比べて、相場が「若い」ことを示唆している。

したがって、まだ慌てて降りる必要性は薄いと判断した。

 

あとは、さらに買い増しをするかどうか&何を買うかだが、、
私の場合は、今持っているTNA(Russell2000のレバ3倍ETF)を金曜日に買い増した。

本当は「米国の連休前やから、ちょっと安く買えるやろ」とタカを括っていたのだが、想定よりも全然強くて、結局、前日比トントンくらいで買ったのだ。。まぁ、2日前に少し下がったので良しとしよう()

 

理由は基本的に上記の通りだが、補足すると、「小型であること以外のテーマ性&バリュエーションの進行度で、次に何が来るかわからないから全部買っとけ」というええ加減な気持ちと、「とはいえ、バブルの一番おいしいところは最大限に享受したい」という邪な心が奇跡のマリアージュを果たした結果、「指数系のレバを買う」という安易な結論に至った次第である。

飛び降りるシナリオも考えておく

あとは、(想定内の)想定外のシナリオとしては、Fedが無視できなくなるほどのインフレの進行等によって、想定以上に早く緩和縮小に舵を切った場合とかか。

この前のWSBみたいに「一時的な需給要因であって、前提となるシナリオ(=緩和継続)が崩れたわけではないですよね」的なものであれば、「押し目ありがとうございます」なのだが、そもそもの梯子が外れるとシャレにならない。

 

実際、その時にマーケットがどういう反応をするかはさっぱりわからない。
流石に去年の3月までの下落幅は出ないと思うが、金融環境の変化による「バリュエーションの適正化」は避けられないと思う。程度の問題はあれど。

それはそれで、一旦ロングを降りた後は、ショート試すなり、ロングの再参入の機会を伺うなりすればいいと思う。

いずれにせよ、足許の変化が一時的なものか、より長期的な前提条件の変化なのかは、敏感に捉えて慎重に検討したいと思う。

…まぁ、慎重云々言ったって、チャートが前回安値割って残念な形になったら、一旦はトレンド終了と見てさっさと降りざるを得ないと思うが。

 

ただ、この辺は割とマジメに考えておかなければならないなぁと。

と言うのも、今の小型株ブームや、Afterコロナ銘柄も上がってしまったら、「その先」は無いのである。タイトルで「クライマックス」と、ちょっと煽り気味なものを付けたのもそこを意識しているからだ。

 

偉い人曰く、バブル崩壊の端緒は、売り手(供給)の急増ではなく、買い手(=需要)の喪失なのだそう。

今はまだ、「次」があるからこそ、バブルが継続できている。しかし、みんなが買いたいものを買ってしまい、最後の買い手が買ってしまったとき、需給が崩れるのだろう。

その意味で、クライマックスは来るべくして来るのだと思う。最後は、単純に「まだ欲しいものがあるか」、、需給である。

 

あと、小型だけに全力突貫しているわけではないですよ!
他の手持ちは、半導体とかクリエネとかインデックスとか、そこまでやんちゃなものは無いです。

あくまで、この局面でどこにオーバーウェイトするかと言うと、「小型満遍なくかなぁ」ということです。

最後に、もちろん投資は自己責任です!連休明けにいきなり小型が逝かれても単に私と一緒にDD食らうだけですので、そのあたりは各自でご判断いただければと思います。

 

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