ここ数日の相場は荒れていますね。
なんかもうプロにいいようにかられているようで個人投資家はなかなか辛いものがあります。
そんな中ですが、、
QQQとVGTを買っちゃいました☆
はい。
以前の記事で「基本的にはVOOを買って行く」と言っていましたが、
ちょっと考えを修正しました。
本日はそのことについてお話ししたいと思います。
なぜQQQ、VGT買ったのか?
そもそも、私はSPYDの相方としてVOOを選びました。
今でも、VOOを定期買付してます。そこは変わりません。
一方で、ここ3ヶ月の動きを改めて振り返って、
「成長分野であるハイテクやGAFAMへの投資比率が足りない」
そのように改めて感じておりました。
このままVOOの定期買付を続けていけば、
いずれは比率が高まっていきます。
しかし、それでは少々遅いなぁと感じたわけです。
なぜGAFAMやハイテクへの投資を急いだのか
理由はいくつかあります。
1つ目は、ここ3ヶ月の株価の動きを改めて振り返ったことです。
底堅い株価の動き
3月の暴落時も、6月11日の調整時も、
ハイテクやGAFAMは相対的な底堅さを見せました。
定性的な面は置いておいて、それだけ市場の信任が厚いということでしょう。
モメンタム銘柄は暴落に弱いという印象がどうしても拭えなかったのですが、
やっと自分ではなく、市場を信じられるようになってきた、、のだと思います。
弱い企業が淘汰され始めている
あとは、世の中の動きです。
今回のコロナで需要が蒸発したことによって、弱い企業が淘汰され始めています。
例えば、日経ビジネスによるとこのような企業が既に潰れています。
従来から財務的に問題があったところもありますが、
腐っても大手の企業がバカスカと潰れ始めています。
もはや、いわゆるゾンビ企業は生きていけないのでしょう。
長く続いた金融緩和で延命されていたものが、一掃され始めています。
強者による買収の動きも加速している
これまた日経ビジネスの例で恐縮ですが(ちょうどいい特集してたんすよ!)、
強者による企業の買収も進んでおります。
コロナによって値ごろ感が出たのも一因でしょう。
一例として、
- マイクロソフトは、仮想ネットワークを手掛けるIT2社の買収を5月に発表
- フェイスブックは、インドの通信会社ジオ・プラットフォームズへの57憶ドルに及ぶ出資を4月に発表
- ウーバーは、料理手配サービスのグラブハブの買収を進めている
将来のライバルになるような成長企業や、
欲しい技術をもつ企業を買い漁っているようですね。
After/with コロナの世界で付加価値を出せる企業
そして何より、
市場が評価しているのは、After/with コロナの世界でも付加価値を創出できる企業だという風に見えることです。
企業価値は、付加価値を生むことで高まっていきます。
コロナで既存のビジネスモデルが問い直される中、
オールドエコノミーのいくつかの分野は、付加価値を生む力を否定されているようにも見えます。
一方で、ハイテク分野は(いまのところ)これにうまく適応できているように見えます。
GAFAMへの資金の集まり方や、流出の限定的な様子を見ると、
特にそのように思います。
先ほどの企業の買収の件も相まって、
このトレンドはさらに加速する可能性があります。
株価もそれを反映している
先ほど申したような株価の底堅さは、こういった動きを表しているのでしょう。
教科書通りに行けば、モメンタムは急落時のダメージが大きいはずです。
また、現在のGAFAMへの一極集中状態と株高の傾向は、
危険な組み合わせに感じます。
ですが、「だからハイテクは危ないんです」だけではただの思考停止であり、
「ではどれくらい、自分はそのシナリオに賭けられるのか」
「どの程度の確信を以て、そこに投資ができるのか」
これを考え続けなければいけませんでしょう。
世間でもう何べんも言われている通り、
ハイテクは実際に(いまのところは)強く、
従来の常識が変わったということでしょう。
この辺りは、やっと私がそれを受け入れられたというところです。いまさらではありますが。
過去、トレンドものに飛びついて痛い目を見た記憶から随分と回り道をしましたが、
「もう少しエクスポージャーを持ってもいいかな」と思えるくらいには、信じられるようになってきたのです。
逆に、オールドエコノミーは神経質な動きを続けていますね。
エネルギーあたりが特に顕著でしょう。
もはや素人が触ると火傷する相場となってしまいました。
逆に、素人は勢いが続く限りモメンタムを買っていた方が安心感があるぐらいです。
今後の方針
気絶する
では具体的にこれからどうしようかと言うと、
(できるだけ)気絶します。変なことはいたしません。
今回の買い増しで、成長分野の比率はそこそこ高まりました。
後は、 VOOの定期買付を続けつつ、
スポットでQQQ、VGTも買って行こうかなと思います。
それ以外のときは、変なことはしないようにしたいと思います。
なるべくね!なるべくだよ?
それぞれの比率は難しいのですが、、まあ心地いい比率を探っていこうかなぁと思います。
なかなか、持たなきゃ分からないところがありますからね。
一方で、SPYDは、、売りません!
ハイテク組と反対のファクターを持ってますので分散になりますしね。
そこそこいい値段で買えましたから、永久保有ですよ!
これで手持ちの主力はSPYD、VOO、QQQ&VGTとなり、なかなかバランスがいいと感じられるようになってきました。
リスクシナリオ
ただし、リスクシナリオが顕在化した場合は、
冷徹に売却の判断を検討しなければいけないでしょう。
リスクシナリオというのは、、
- これからもGAFAMが付加価値を生み続けるのは幻想だった
- 成長の罠に陥り、今までの評価が過剰だったと気づく
- もしくは外圧(反トラスト法等)によって解体される
…とかね。そんなのです。
逆に、「単に市場全体が下がったから彼らも下がった」というのは、
売る理由になりません。
変化にも柔軟に対応していきたい
自分で決めたルールを守るのも大切ですが、
ルール自体の妥当性も疑わなければいけません。
ルールというものは一貫性があること自体に価値があるのではなく、
現実にうまく適応できることに価値があるのだと思います。
ただ、これは規律を守ることと相反する面があることも事実です。
なかなか難しいですね。
いずれにせよ思考停止に陥ることなく、
自分なりの投資スタイルを模索していきたいと思います。
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発端は、「SPYDの相方どうしよう」でした。
そもそもなぜGAFAMに投資するのか、ということも考えてきました。
ポートフォリオを考えるうえで、ファクターの概念は参考になります。