資産形成の灯台

様々な投資戦略の学習・実践中。最も尊敬する投資家はハワード・マークスです。

全自動資本主義!?投信自動売却サービスについて調べてみた

前回の記事で投信の自動定期売却について触れた。
これは退職後の「運用しながら使う」ニーズを満たす、非常によろしいサービスと思う。
私がお世話になるのはまだ30年近く先だが、少しサービスを行っている業者について調べてみた。

 

 

自動売却の何がいいのか

先に「そもそも自動売却の何がいいんすか」を整理しておく。

そもそも、退職後に「運用を続けながらお金を使いたい」となると、


1. インカム(キャッシュフロー)を生む金融商品を買う
2. 自分で定期的に金融商品を売却する
3. 自動的に売却してくれるサービスを利用する

 

…という、大きく分けて3つの選択肢が出てくる。

 

上記1はいわゆる高配当株や債券などに投資をすることになるが、そもそもこの手の金融商品に好き嫌いがある人もいると思う。

じゃあ自分で売却すっかとなると、こっちはこっちで「毎月毎月、だりーよ」という声も聞こえてきそうだと思う。まぁ、律儀に毎月じゃなくてもいいとは思うが。
認知機能もどうなっているかわからんし、あんまり判断が絡むことは避けてーなというのが正直なところだ。

 

一方で、運用する商品に制約を受けないのは魅力ではないだろうか。
特に、老後資金はインデックスで積み立てる人が多いだろうことを考えると、「死ぬまでずーっとインデックスで運用できて、老後は定期的・自動的にキャッシュ化してくれる」というのは理想形に近いと思う。

 

まさに、全自動資本主義。(これ、元ネタわかる人おるんかな…)

 

そんな夢のような運用ライフを実現してくれるのが、自動売却サービスなんですね!

大手証券会社では3社で確認

で、どこでそれやってんだよ、というと、


1. SBI証券
2. 楽天証券
3. フィデリティ証券
4. 福岡銀行

 

…の3社+1行で確認できた。もっとあったらごめんね。

 

最初はSBIと楽天だけだと思っていたので、「おー、フィデリティもやってんだ」と感心していたら「地銀も!?」と驚かされた。

 

itf.minkabu.jp

 

自動売却サービスは毎月分配型に対するアンチテーゼ

ぶっちゃけ、地銀はこの手のサービスやりたがらないだろうと思っていたからだ。
と言うのも、この定期売却サービス自体が毎月分配ファンドに対するアンチテーゼになっているからだ。

楽天証券の担当の方のインタビューでも、まさにそのことについて触れている。

 

www.itmedia.co.jp

 

さっきの選択肢でも出てきたインカム目的の金融商品だが、本邦においては毎月分配型ファンドという形で人気を博してきた。

こいつらの問題点はよく知られているところと思うので細かく書かないが、実際に需要があるのは事実なのだろう。

 

で、本業の収益が細る地銀にとっては、この手のファンドの販売手数料は数少ない収益源の1つになっていたはずだ。
そんな中で、毎月分配型ファンドの需要を喰うようなサービスを始めるのだから、これは「顧客目線」の有言実行かっこいいっすねと思うわけだ。

実需あるところにサービスあり

…もう少し脱線すると、毎月分配型が流行るのもとどのつまり、「考えるのめんどくさい」「とにかくお任せで毎月の収入が欲しい」という、身もふたもない需要があるからだろう。

というか、大多数の人はそうだと思う。逆に、この手の方法論を真面目に考えて楽しいとか変態だろくらいは思っている、というか自覚はある。

この先は金融サービスもどんどん便利になっていくだろうけど、一定数、「とにかくめんどい」という層は残るのだろうなぁと思う。

 

そうした人たち向けのサービスとして、積立の設定から老後に自動売却の設定まで、何から何まで面倒みてあげるサービスもそのうち登場するんじゃないかしらと思う。
イメージとしては、スマホの初期設定代行みたいなやつだ。

あれはあれで「Gmailの設定、5,000円」みたいな付加価値半端ないっすね的なダークサイドはあるのだが、実需がある以上は商売が成り立つし、それで質の高い金融サービスを受けられる人が増えるなら、世のためともいえるのではないだろうか。異論は認める。

どこのサービスがいいのか

やっと本題で、じゃあどこのサービスが良いのよと言う話だ。

 

結論から言うと、今のところは楽天銀行かフィディリティが良いんじゃねぇかなと。

 

比較は証券3社で行った。福岡銀行さん、ごめんなさい。。他意はないの。

 

ざっと見た感じの比較ポイントとしては、


1. 定率売却があるか
2. NISA、つみたてNISAに対応しているか
3. 出金周りが面倒じゃないか

 

…と言う感じかと思う。

 

まず定率売却は、SBI以外はやっている。
これは重要。定率じゃないと、相場が荒れた時もごりっと引き出すので、口数もごりっと減ってしまう。出来るだけ、口座残高の寿命を延ばすためにも定額よりも定率が良い。

なお、定率売却のシミュレーションは👇こちらで出来る。

 

www.smd-am.co.jp

 

…当たり前の話だが、定率なら資産寿命を延ばせる一方、実際に定率で暮らせるかどうかは別問題だ。退職時のタネ銭が少なすぎると話にならないため、その意味でも若い時からの複利運用は重要だ。

実際にシミュレーションしてみると、2,000万円じゃ結構、不安な金額になると思う。
ぼくの場合だと、年金入れても3,500万円くらいはないと、余裕のある生活は難しそうな感じ。しかもこれ、課税前だから、、もうちょい要るのか。やっぱ4,000万円くらいは最低限、必要なんかな。

 

閑話休題。

 

次にNSA、つみたてNISAだが、、
SBI→全部だめ、フィディリティ→NISAのみ対応、楽天→どっちも対応
…と言う感じ。おい、大丈夫かSBI。

 

最後に出金周りだが、これは自動出金の仕組みの有無と、提携銀行との証券口座の連携の仕様に依存すると考える。

まずSBIは、自動出金の機能はない。ただし、提携先の住信SBIネット銀行に口座を持っていれば、ハイブリッド口座という共通の口座に売却代金が流れる(と思う)。私、SBIに口座持っているんだけど、そういう仕様になっているの。

あとは同行のクレカ作ってそれで買い物するなり、ATM無料回数の範囲内で現金として引き出すなりすればいいだろう。

 

楽天は、なんか証券口座から楽天銀行への自動振替みたいな機能があるっぽい。SBしか使ってないんで詳細は分からんが、同じように証券口座→銀行口座→引き出し or クレカ利用のコンボがいけそうな気がする。

 

最後はフィディリティだが、ここは自動出金のサービスもある。振込先の金融機関を指定できるようだ。ただ、出金時の手数料については詳細を見つけられなかった。ここは気になるところ。

 

…と言う感じなので、今のところは楽天かフィディリティでいいんじゃねぇかなと。楽天経済圏の方なら、考えるまでもなく楽天っすかね。

ただ、この辺りのサービスは今後も便利なものが出てきそうだと思う。私がお世話になるのはまだまだ先なので、そのころにはアレコレ悩まんでもより高品質なサービスを受けられるようになっていると信じている。

 

あと、分かる範囲で調べたけど、各社のサービス内容の理解が間違ってたり、アップデートがあったりするかもしれないので、検討の際はご自分でも確り調べてね!

 

 

 

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