どうも。くじらです。
今回は先週の振り返りがてら、
今後の利確タイミングの目安などについてお話ししたいと思います。
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先週の振り返り
先週末、9/3の急落から1週間が経過。
QQQは直近最高値から▲11%超の調整を強いられた。
今は、50日移動平均線上で踏みとどまっている、、
と思いきや、昨日はついにこれも割ってしまった。
下図、青い線が50日移動平均線である。
でもって、赤い線は100日移動平均線だ。次の砦である。
こうした状況下、マーク・ミネルヴィニ氏は以下のようなツイートをしている。
要約すると、「200日移動平均線までは下がるかもしれないから^^」である。
We hit the "lower low" today, but I think we could go even lower. I do not see the signs of a bottom yet. https://t.co/78vCgo7cDy
— Mark Minervini (@markminervini) September 11, 2020
ミネルヴィニキもご指摘の通り、
Nasdaq構成銘柄の50%以上は200日移動平均線以下に沈んでいる。
つまり、一部の先導株が指数全体を押し上げているのだ。
これはS&P500 と同じ構造だろう。
メガテック5社を除いた「S&P495」は以下のようなありさまである。
要は、GAFAMやTSLA等の先導株がコケたら指数はコケるわけだ。
彼らのパフォーマンスは指数や相場のセンチメントに影響する。
だからこそ、AAPLやTSLAの動向が気になるところ。
ちなみに、両銘柄はまだ50日移動平均線を切っていない。
こいつらも下へ割って突き進むようなら、指数はもう助からないだろう。
短期的にキャッシュ比率を高めたけど、中長期的には強気
そんなわけで、どうも悲観シナリオの可能性が高まったようだ。
なので、ちょっとまた現金比率を高めることにした。
まだ利が乗っていたCLOUとSMHをちょっと切った。
これで現金比率は4割強まで高まった。
とは言え、中期的なトレンドはまだ悲観していない。
この金余り状況でみんな、「どこにお金を置いておこうかしら」と悩んでいるはずである。
確かに株式はまだ割高かもしれない。
だが、債券はどうだ?ここからさらに値上がりが望めるか?
コモディティはどうだ?そんなに多額の資金を置いておけるものか?
他のアセットクラスも似たり寄ったりだろう。
そうなると、株式が一番「マシ」となる。
当面は、今回のような急落とその後の回復を繰り返す展開が続くのだろう。
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中長期的に強力な金融緩和を背景に強気というナラティブと、
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短期的には割高過ぎることによる修正を繰り返す、、
企業全体のEPSはそんなに急に増えたりはしない。なので、ハイペースの一本調子の上昇は持続できない。
となると、バリュエーションが膨らんだり縮んだりを繰り返しながら、
数年後に「あるとされている」緩和の出口まで進むのではないか。
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当面は神経質な上昇・急落が繰り返される
いくら上昇したら利確したらいいのだろう
「たぶん繰り返すんでしょ」となれば、傾向を掴んでおきたい。
下図は、5月以降の上昇→プチ調整に入るまでの上昇率をプロットしたものである。銘柄はQQQね。
ちょっと小さくて見えいにくいかも。ごめんなさい。
これを見ると、、
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なんか15%くらい上げると調整挟むくさいな
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だんだんと1回の上げ幅を拡大してきたんだな
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ただ、調整時の下落幅や調整期間は大きくなってきたんだな
…と言うのが見受けられる。
なんか少年漫画で自分の限界を超える禁断の秘儀を使い続けた結果、
だんだんとペナルティが増加してついに一線を超えちゃう的なアレみたいである。
そんな感じなので、今回の急落の教訓はこんな感じだろうか。
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15%くらい上げたら欲張らずに、一部利確しよう。
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直近の上昇が大きかったら調整もえぐいから、ちょっと様子を見てからまた買おう。
これもあくまで「目安」ですね。
「15%で一旦利確を意識しておくと、逃げられる確率高まるかもね」くらいの意識でしょうかね。
さらに言えば、今の強気の上昇トレンドにおいて成立している話、ですかね。
あと、これはあくまでQQQの話。
他のETFやら指数やら個別株やら、、傾向は異なると思いますので。為念。
ただまぁ、こういうのってシンプルな方が意外と機能したりしますよね。。
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調整期間の傾向も掴んでおきたい
あとついでに、調整期間をプロットしたのも置いておく。
直近2回のプチ調整だと、下落が止まるのに数日、上昇トレンドに戻るのに3週間くらいですかね。
対して、3月の下落が止まるのに1カ月、高値を取り戻すのに100日掛かってます。
今回は(今のところ)3月の暴落型とプチ調整型の中間くらいの下落ですので、、
うーん、、ここで下落が止まれば、2カ月くらいのヨコヨコ調整期間が続く感じっすかね?(適当)
おまけ:インバースETFによる日帰りヘッジについて
実はここ数日、TECSやERY*といったインバース系のETFでヘッジにチャレンジしていた。
* TECSはテクノロジーセクターの3倍インバース、ERYはエネルギーセクターの2倍インバース
下落局面の利益と言うのは、ありがたいのである。
と言うのも、少しでも資産を守ることにつながるからだ。
上昇相場なら誰でも儲かる。私だって儲かる。
でも、下落局面はだいたい損する。
指数が下がっているんだから、だいたいどの銘柄もさがるのだ。
そういった局面で資金を守ろうとすると主な道は2つで、
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現金比率を高めるか、
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何らかの手段でヘッジをするか
…ということになる。
今までは現金比率を高めることで、資産を守ろうとしてきた。
このままでもいいのだが、折角(?)急落局面を迎えたのでヘッジも試してみるか、と思ったのだ。
で、やるにはETFが手軽でよかろうと先ほどの2銘柄を見繕ったのだ。
今、まさに打たれまくりのテクノロジーセクターと、
もともと打たれまくりのヨワヨワセクターのエネルギーである。
本当は1倍がいいのだけど、SBIはレバレッジ型しかないのよね。。
もうめんどくせぇから、とりあえずいっちまえの精神でこれにしました。
さらに、まだ日跨ぎは怖い。。なので、日帰りでやってみようと。
つまり、
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寄り付き付近でインバースETFを買う
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直後に買値付近で逆指値(ストップロス)を掛ける
-
引け付近で利確する
…という感じの戦術を試したのだ。
これならリスクは限定的に、取れる値幅はそこそこちゃう?と思ったんすね。
ただ、結果的には「これは難しいなぁ」という感じでしたね。。
ここ数日は場中のボラがめっちゃ高いので、すぐにストップロスに引っかかっちゃう。
一方でストップロスのバッファーを多めにしておくと、単に「損失幅が大きくなっただけ」で終わることもままある。
感触としては、「やるなら相当に一方的な展開の日に、寄り付きで速攻で注文入れる」感じか、
もしくは、金額を少なめにして素直に日跨ぎを覚悟して持ち続けた方が結果は安定する、、って感じですかね。
変にビビって腰が引けると、却ってうまくいかないパターンの典型でしたね。。
あと、普通に眠い!判断力落ちた状態で売り買いするの怖いわ!
まぁこれもいい勉強になったっす。
先ほどの15%調整目安も意識しておくと初動で素早く動けそうなんで、次はもう少し工夫してみましょうかね。
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当面の方針
と言うわけで、当面は大人しくしてることに変わりなしです。
9月は我慢の時、、少なくともMSQ通過までは動きづらいですね。
あまり相場ばかり見てても仕方ありませんので、本業関係の読書やらをしながら気楽に過ごそうかと思います。
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