ブルース・リーは哲学者でもあった。
皆さん、ブルース・リーはご存じですか?
わたしは、、先日まであまり知りませんでした。
「有名なカンフースターですよね」くらいの知識で、
ほとんど意識したことがありませんでした。。
ですが、
先日、過去・現在の偉人たちの名言が載っている本に彼の言葉があるのを見つけました。
これまた全く知りませんでしたが、彼はワシントン大学哲学科の出身であり、
折に触れて含蓄ある言葉を残す哲学者であったようです。
そして、
そこにある言葉を読んで、衝撃を受けました。。
なんと、
これまで私が悩んできた投資の本質を、
ずばりと言い表しているではありませんか!
スポンサーリンク
投資の指針になるブルース・リーの名言とは?
その言葉とは、
恐怖は不確実性から来る。私たちが自分自身を良く知る時、私たちの中にある恐怖は取り除かれる。
ブルース・リー
…というものです。
これです。
まさに、これなのです。
「めっちゃしっくりくるやんけ、、」
思わずうなってしまいました。
いったい、なぜ私はこんなに腹落ちしたのでしょうか。
「恐怖は不確実性から来る」とは?
「恐怖」と「不確実性」です。
そうです。
「わからないから、恐ろしい」のです。
過去の私は、相場の下落が怖くてたまりませんでした。
少しでも下がると、
「ああ、自分の大事な資産が減っていく、、」
「これから、さらに下がり続けるのか、、?」
「傷が浅いうちに、株を売った方がいいんじゃないか???」
…と、恐怖の感情に支配されていました。
当たり前のことですが、
「未来は、自分が思っていたものになるとは限らない」のです。
多くの方は、自分がお金を増やす未来を夢見て、投資を始めるのではないでしょうか。
ですが、ある日、突然に「不確実性」を突き付けられるのです。
そして、心の準備もないままに、選択を迫られます。
「売るか、このまま持ち続けるか、選べ」
…と。
想定外のことが起こると、恐怖で冷静な判断ができなくなる。
「自分自身を知ると恐怖が取り除かれる」とは?
さて、「自分自身を知る」とは、どういうことでしょうか?
私は、次のようなことを知ることだと解釈しました。
- 自分はどの程度のリターンを求めていて
- その代わりにどの程度のリスクは許容出来て
- 自分に合った投資スタイルはどんなものなのか
これらの中でも、最も重要なのは2番であると考えます。
なぜなら、
この「許容ライン」を超えるアセットには、そもそも手を出すべきではないからです。
自分は、どの程度の下落になら耐えられるのか?
20%?50%?株式であれば、十分に考えられる下落です。
過去の私は、このことをしっかりと認識していなかったのです。
ですが、今の私は違います。
- 自分は株式における市場平均リターンを求めており
- そのためには一時的に50%超の下落もあることを覚悟していて
- それでも可能な限りの分散を志向するディフェンシブ投資が自分に合っている
…ということを理解して、投資に臨んでいます。
そして、今では多少の下落は怖くなくなりました。
私は、「私自身を知ることで、恐怖を取り除く」ことができたのです。
自分のリスク耐性を知れば、不確実性は怖くなくなる。
最後に:長い投資の道のりには、自分を勇気づけてくれる「言葉」が必要。
資産形成のための投資は、非常に長い道のりです。
人によっては、数十年単位に及ぶことでしょう。
そして、10年程度に1回は暴落を経験することが予想されます。
そうした試練の中でも、ブレずに自分の投資スタイルを貫くには、
心の拠り所となるような「言葉」が必要になってきます。
そしてそれは、一見、投資に関係ないことでもいいのです。
これからも、少しでも誰かの支えになれるような言葉をご紹介していけることを願っております。