資産形成の灯台

投資・投機との関わり方に関する思索を垂れ流すブログ。

【Sora】半導体・ビッグテックのバブル、くる?


Open AIからびっくらこくほどの動画生成AIが登場した。

forbesjapan.com

 

100万トークンを扱えるGoogleのGemini 1.5 Proに被せる形で発表したようにも見える。Twitterでは、Open AIがこのようなライバルの発表に被せるための技術ストックを多数持っているのではないかとも言われていて、それが単なる冗談ではないかもしれないと感じてしまった。

 

すでに半導体やビッグテックなどの銘柄は、生成AIに対する期待を受けて大幅に上昇している。しかし、こうしたニュースを目にすると、まだ序の口に過ぎないのではないかと感じる。このような技術が公開されれば、消費者はそれを欲しがり、憧れ、ワクワクするだろう。ライバル企業も、これに追いつき、追い越そうと研究開発を加速させるだろう。ちなみに、私も動画を見て非常にワクワクした。私たちが生きているこの時代が、歴史の転換点ではないかとさえ感じる。半導体の需要はすでに旺盛だが、生成AI開発のための需要はこれから本格化するのではないかとも思う。

 

以前読んだ書籍によると、株価の大幅な上昇は技術革新と平和の時代に訪れるとあった。ここで言う平和とは、米国が国外で戦争をしていない時代のことだ。現在の生成AIは、まさにこの大幅な技術革新に該当する。地政学リスクは経営やリスク管理の分野で長い間主要なテーマであったが、少なくとも米国は海外での戦争に直接関与していない。市場への影響も、今のところはそれほど見られない。条件は満たされていると言えるだろう。

アノマリー投資

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S&P 500などのバリュエーションは、近年の平均値に比べてやや高いが、現在の状況を見ると、さらなる上昇もあり得るのではないかと思える。ニュースを見ても、まだ生成AIに対して懐疑的な態度を取っている人が一定数いる。現在のトレンドに乗り遅れている人もいる。これらの人たちが生成AIに関連する銘柄を購入し始めるフェーズが来れば、さらなる上昇もあり得る。

 

折しも現在の金融環境は、金融緩和フェーズに入ろうとしており、これも株価にとって追い風になっている。バブルが極まる条件が整いつつあるように思う。米国の選挙の影響は不確かだが、トランプが当選した場合、減税による財政拡大やFRBに対する金融緩和の要請(棒)は、市場にとってプラスの材料になり得る。もちろん、その反面にはインフレの再加速というリスクもあるが…

 

株価のさらなる上昇がバブルではなく「本物」になるかどうかは、EPSの上昇にかかっている。この点についてはよくわからないが、少なくとも半導体の伸びはまだ続くだろう。

 

若い頃にバブルがあることが良いことかどうかについては、議論が分かれる。若い頃に高いバリュエーションで株を買うことは不利に思えるが、必ずしも悪いことばかりではないとも思う。できるかどうかは別として、バリュエーションが過去に比べて高まった時点で利益確定を行い、ポジションを減らすことも選択肢として考えられる。2021年頃の高値では、それを試す練習の機会も貰えた。うまくいくかはわからないが、試す価値はあるだろう。

 

www.lighthouse4you.com

 

それに、山が高ければ谷も深いはずだ。バブルがはじけた後は、過去に比べてバリュエーションが低くなる時代も来るはずだ。バリュエーションが高まっている時に過度にポジションを作らなければ、むしろ有利な価格で資産を積み増せるチャンスも来るかもしれない。これは数年単位の中長期の話だ。こうなったらこういう風に動こうといったような、頭の体操は常にしておきたい。

いずれにせよ、現在持っている半導体やビッグテックのポジションを保持していても良いと思う。日々の新技術のニュースを見るのが非常に楽しみな今日この頃である。

 

 

 

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