資産形成の灯台

高配当株ETF・インデックス投資をメインとした資産形成の戦略策定・実践の記録を配信。SPYD, VOO, QQQ, VGT, DIV, SRET等を運用中。最も尊敬する投資家はハワード・マークスです。

【投資のコツ?ポエム?】ロシア的倒置法で学ぶ、価値・価格・リスクの関係性

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アメリカではあなたが指導者を選ぶ!ソビエトロシアでは指導者があなたを選ぶ!

 

この手のロシア的倒置法、大好きです。

というわけで、本日はロシア的倒置法を使って「価値」「価格」「リスク」の関係性についてお話ししたいと思います。唐突ですね。

そして半分ポエムですね。

ロシア的倒置法ってなーに?と言う方は、
こちらを見てくださいね。

 

 

結論:「良質な資産」は、あなたに価値をもたらす!市場では、あなたが「良質な資産」に価値をもたらす!


さて、よく分からないことになってきました。
そもそも良質な資産とは、なんでしょうか?

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ここで言う良質な資産とは、

  1. 業績がいい会社の株式だとか、
  2. 立地のいい不動産であるとか、
  3. その他、誰が見ても「大丈夫っしょ」と言うような資産

…こういったものを指します。


つまり、「価値(Value)」が高い資産のことですね。

こういったものは、持ち主に追加的な価値をもたらし続けてくれるでしょう。

企業の株式であれば利益を稼ぐことで、配当収入や企業価値の向上などを株主にもたらしてくれます。

不動産も同様です。
賃料収入や物件売却による利益を得られるでしょう。


これが、一般的な良質な資産に関するイメージではないでしょうか。
そう考えると、前半はよさそうですね。

 

良質な資産が価値をもたらしてくれる。。普通のことじゃないか!

 

資産に価値をもたらすって、、なに?


問題は後半ですね。


市場では、私たちが資産に価値をもたらす、、どういうことでしょうか?


このことについて考えるには、そもそも私たちが、
「なぜ資産を買うのか」
これについて、検討しなければなりません。

 

株を買うとき、私たちはバリュエーションをしている!


株を例にしましょうか。


さて、私たちはなぜ株を買うのでしょうか?


答えはいろいろあると思いますが、
1つの回答は、
「価格(Price)が、価値(Value)に比べて割安だから」
つまり、お買い得だから、、ではないでしょうか。

 

「え?そんなこと考えてないよ」

 

いえいえ、無意識のうちに考えているんですよ(?)
皆さんは株を買うときに、バリュエーション(価値評価)をしているのです。

 

皆さんは将来、株式がもたらしてくれる利益(配当・売却益)の総額と、現在の株価を比べて、「利益の総額の方が大きいはず!だから、今、買えば儲けられる!」このように考えているからこそ、株を買っているのですよ(たぶん)。 

 

こうした投資家たちによるバリュエーションの結果は、
PERという指標から窺い知ることができます。
PERについては、以前の記事をご覧ください。

 

www.lighthouse4you.com

 

バリュエーションは行き過ぎることがある


さて、皆さんが購入する資産のバリュエーションをしていることがわかりました。
これはある意味、皆さんがその資産に価値をもたらしている、、
そのように捉えることができるのではないでしょうか?
(ちょっと苦しい?大丈夫。受け入れてください)

 

良質な資産なのだから、将来生み出す価値も大きいはずだ。だから、今の株価は割安なんだ、、 

 

こういったことを考えるのが、数人くらいならいいのです。
問題は、市場参加者の大半がこうした考え方をし始めた時です。


特に、今年の1月までの相場がこうした状態ではなかったでしょうか。
世界的な金融緩和によって、投資家の手元に資金が有り余っている状態でした。

 

しかし、どの資産価格も随分と高くなってしまっています。
このままでは、折角の資金を運用することができない、、

 

どうするか?

 

資産を「再評価」すればいいのです。

例えばです。

足元のゼロ金利に比べれば、この株式がもたらしてくれるリターンは、随分と「割の良い」投資だと。過剰流動性により金利という概念が消失しかかっている世界では、今までは「割高」だった価格でも、「割安」だと考えればいいのです。

 

理論的にはリスクフリーレートが下がることでCFの割引率も下がってゴニョニョ的な話もあると思いますが、長くなりそうなので割愛します(威圧)


市場参加者がこうした行動を取った結果、
取引者間で形成される「価格」はどんどん上昇していきました


売る方法の評価 < 価格 < 買う方の評価


こうした図式が成り立つので、2つの評価に対して1つの価格が成立するわけですね。 

 

このようにして、私たちは資産に「価値」を見出し続けていったわけです。
いつの間にか、価値をもたらす主体が逆転してしまっていますね。


これが、
「市場では私たちが資産に価値をもたらす」
…の意味するところです。

 

価値ある資産ほど、リスクが高くなる??

 

さて、こうした状況はもう1つの「逆転」を生み出しました。

 

それは、
「良質な資産ほどリスクが高くなる」

…ということです。

 

またよく分からんことになってまいりました。

 

ところで、リスクの高い資産とはどんなものでしょうか。


投資の世界ではボラティリティの高い資産
高リスクと考えるのがスタンダードですね。

もちろん「上振れ」もリスクとして捉えられるのですが、
ここでは「下振れ」にフォーカスしてリスクを捉えてみましょう。


では、「下振れ」が少ない資産とはなんでしょうか。

 

1つの解は、もともと価格が低い資産ではないでしょうか。
言い換えると、割安な資産ですね。
もともとの発射台が低ければ、下がる余地も少ない、、というわけです。


一方で、発射台が高かったらどうでしょう?
つまり、価格が高い資産ですね。

当然、下落幅の余地は大きい、、ということになります。


さて、ここでおかしなことに気づきます。

 

ふつうは、良質な資産は「リスクが低い」とイメージします。
ですが、市場が過熱している状況では、
「良質な資産にこそ」資金が殺到して価格が上昇しますので、
潜在的な下落幅が拡大します。


つまり、
良質な資産であるほど、リスクが高い、、そんな矛盾した状況が生まれてしまうのです。

なんと皮肉なことでしょうか、、!!

私たちは価値ある資産追い求めれば求めるほど、自らが引き受けるリスクを高めていってしまっているのです。


というわけで、無理やりロシア的倒置法を使って記事を書いてみました。
なかなか苦しい戦いでしたね(白目)

 

最後に:また来るはずの過熱相場に備えて、、


でも、お伝えしたかったことは本物です!

 

価格が高い状況下でも、何とか「買える」理由を探していた、、そんな自分の個人的経験も踏まえたお話なのです。


今はコロナショックで随分と割高感は解消してきましたが、
本日お話ししたような状況は再び、必ずやってくるでしょう。


そうした際に、本日のお話の内容を思い出していただき、
「本当に今買っていいのか?」
というご判断の一助にしていただければ幸いです。