本日は最近のちょっとしたお悩みについて書きたいと思います。
まだあんまり考えがまとまってなくて申し訳ないのですが、
検討の過程をダラダラと書いていきます。
いつも以上にふわふわした確度の話を連発しますので、
話半分半分半分くらいで聞いてくださいね。
問題意識:ポートフォリオの分散をどうしようか
ずばりテーマは、
ポートフォリオがSPYDだらけだけど、どうしようかしら
ということです。
どのぐらいSPYDだらけかと言うと、ポートフォリオの50%を超えています。
いつのまにこんなに増えたんすかね(すっとぼけ)
SPYDってほっておくと増えるの?やだこわい、、
幸か不幸か、SPYDは値上がりか出遅れてるもんですから、
継続的に買えちゃうんですよね。。
このままだと、なんぼなんでもアレがアレなので、
もうちょっとポートフォリオの分散を効かせようという次第であります。
で、問題はどうやって分散なるものを考えるかということです。
ファクター投資が良さげ
そんな中、ちょうど良さそうなものが見つかりました。
こちらです。
はい。『ファクター投資入門』です。
@りんりさんのブログでも紹介されていました。
ゴールデンウィーク中はこちらを読みふけっておりました。
遅読家なもので、まだ完走できてませんが、、
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私、恥ずかしながらこれまでファクター投資というものを
存じ上げませんでした。
調べてみると、CAPMがご先祖様なんすね、、
大変歴史のある試みのようで。
株式投資をしていてファクター投資を知らないのは、
これはもうそばの打ち方を知らない蕎麦屋とのご批判も甘受せざるを得ないでしょう(適当)
こんな感じで、その道の方からすると噴飯ものの話が続きますんで、
ぜひ口に飲み物を含みながら読んでくださいね。
ファクター投資ってなにさ?
このファクター投資、私のいい加減な解釈によると、
重回帰分析でリターンの源泉を探ってやろう
そんな試みのようです。これ解釈合ってんすかね。
株式の特徴量、、バリュー=割安さやサイズ=時価総額などを説明変数にして、
リターンを説明しようという試みのようです。
CAPMのシングルファクターモデルから、ファーマ・フレンチの3ファクターモデル、、といったように、だんだんと説明変数が増えて発展していったみたいすね。
CAPMは市場ベンチマークの動きを傾き=βとして表現して、
市場の動きでは説明できないものを切片=αで表現している、、との理解です。
ファクター投資は、このαを妥当な説明変数を見つけていく中で解き明かしてきた、、みたいなストーリーですかね。
なんかググると、機械学習の話も出てきますね。。
御多分に洩れず、まずは伝統的な統計的手法による分析アプローチがあって、
そこから技術の発展とともに機械学習による株価予測のアプローチが発展していったようです。
@blog_UKIさんのQiitaの記事が、大変わかりやすく興味深いです。
Twitter、フォローしておこう、、
伝統的なアセットクラスからファクターによる分散へ!
それでもって先ほどの本やググった結果を見てみると、
- 伝統的なアセットクラスによる分散から、
- ファクターによる分散へ!
ということが重視されているようです。
ここで言う伝統的なアセットクラスとは、株式、債券、不動産、金等のコモディティ …といったものを指します。
これは直近のコロナショックを見ても納得できるものですね。
一時期は株式だけでなく債券や金まで売られていました。
一方で、暴落すると思っていたハイテクセクターが堅調という現象も見られました。
時代が進むに連れて、アセットクラス間の相関が高まっているというのは割と聞く話です。
ですので今更ながら、
ファクター投資による分散、、これを考えた方がいいんじゃないだろうか
そんなふうに思ったわけです。
SPYDのファクターは?
では、SPYDはどんなファクターで構成されているのかと言いますと、
こちらは是非過去の記事をご覧ください。
まぁ、簡単に言ってしまいますと、
「小型」「バリュー」「配当」全振りっていう感じですね。
ちなみに、バリューについてはここ10年不調のようです。
ヒッポAMさんが、「バリューの死」という悲しいタイトルの記事を書かれていました。
学会でも、「バリューいつまでグロースに負けてるねん」というのがどうやらテーマのようです。
この前の記事でも書いたとおり、景気の回復局面では上がる傾向にあるようなのですが、、
以下のようなヒストリカルな結果を見る限り、
苦戦(配慮の行き届いた表現)してるんすね。。
という印象ですね。。
出典:AB
https://www.alliancebernstein.co.jp/knowledge/archives/326
SPYDと組み合わせるファクターは?
さて、ではこのSPYDと分散の観点から相性のいいファクターは何でしょうか。
ファクター投資入門によると、
これらのファクターと負の相関関係があるのは、
グロース、モメンタム、クオリティなどのようです。
確かにどれもSPYDに入ってる銘柄とは無縁そう、という気がします。
なんかどれも似たような単語すけど、ざっくりとしたイメージとしては、
- グロース:成長性が高い&割高
- モメンタム:過去の一定期間で上昇傾向が持続
- クオリティ:財務体質・収益性等の指標が良好
といったもののようです。
なお、「何をもって〇〇とするか」みたいな定義の多様性があるファクターもあるようですので、上記も参考扱いでございます。
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どのETFがいいの?
で、実際にこれらのファクターにエクスポージャーを持つETFは何かな?と。
ざっと見た感じですと、MTUM、SPHQ、QQQ、VGT・TECLあたりが良さそう。
MTUM&SPHQ
MTUMはモメンタム、SPHQはクオリティにエクスポージャーを持つETFです。
特にMTUMは2013年来のチャートを見ると、S&P500をアウトパフォームしています。
構成銘柄を見ると、この10年で絶好調だったGAFAM等のハイテクや、ヘルスケアが中心となっています。
出典:ishares
https://www.ishares.com/us/products/251614/ishares-msci-usa-momentum-factor-etf
GAFAM絶好調のトレンドと、上昇銘柄に投資するというモメンタムの特性がうまくマッチした結果なんでしょうね。
と言いますか、このモメンタム、『ファクター投資入門』にある次の表を見ると、
大変魅力的なスペックをお持ちなんですよね、、
プレミアム、シャープレシオ、期間別のアウトパフォーム確率、、
どれをとっても、ほかのファクターを凌駕しています。
その定義からして、上昇傾向にあるものへ投資するのですから、
トレンドがころころ変調しなければ勝ちやすいってことなんすかね?
さっきの↓この表を見ても、モメンタム・クオリティあたりは安定して、
各ファクターの均等荷重をアウトパフォームしているように見受けられます。
(バリューはどうかって?なんのこったよ)
ただ、「モメンタムETFの構成銘柄は大きく変わる」といった記述も、
ググると出てきます。
トレンドの変調時には保有銘柄が大きく打たれるでしょうし、
「いいからGFAM買っとけ(適当)」的な安易なノリで受け取っちゃいけないっすよね、、
一方で、コロナショックによるIT推進の流れが加速する見込みもあるので、
当面はこの流れは変わらないんじゃない?という気もいたします。
いずれにせよ、適切に運用されるモメンタムETFなら期待リターンは高そう。。
なので、MTUM買ってみっか!
…と思ったら、SBI証券は取り扱いないやんけ!
Oh...サクソバンク証券なら帰るんすね。。
このパターン多いよぉ。。(;^ω^)
クオリティ重視のSPHQも同じで、SBIにはありませんでした(白目)
QQQ・VGT
そうなると、本命はQQQ・VGTですかね。
両ETFについては、りんりさんのブログで紹介されていました。
両方とも、モメンタム・クオリティへのエクスポージャーが多いようですので、
このへんが無難(?)なのかなぁ、、などと考えております。
私の悪い癖で、「人と違う変なの」買いたくなるのですが、
ここはぐっと堪えて、理性的に判断をしなければ、、
TECL
と言いつつ、レバ3倍のTECLですよ(死亡フラグ)
ポートフォリオの期待リターンを飛躍的に高めてくれる、すごいやつですね!
でも、下落耐性も飛躍的に下げてくれるから注意してくれよな!
うーん、分散効かせて期待リターン高めても、
ボラが余計に高くなっちゃうのは違う気がする、、でもいいなぁ、、欲しいなぁ🤤
おわり
というわけで、私のGW中の頭の中でした。
結局どうしようかなぁというところですが、
まず足元で少額(ここ重要)のレバ系を買いつつ、
あとは王道(?)のQQQあたりをちょっとずつ買っていく、、
みたいなのをやってみようかなぁと考えております。
ただ、まだえらくふわ☆ふわ状態なので、
もう少し時間を置いて冷静になってから、再検討しようかなぁと。
まとまり無くて恐縮ですが、少しでも同じSPYDホルダーの方にご参考になる内容があれば、幸いでございます!
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