資産形成の灯台

高配当株ETF・インデックス投資をメインとした資産形成の戦略策定・実践の記録を配信。SPYD, VOO, QQQ, VGT, DIV, SRET等を運用中。最も尊敬する投資家はハワード・マークスです。

【ZMLP / SRET / JNK】暴落時に仕込みたい!高利回り商品3選

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さて、本日はハイリスク・ハイリターンから、
オーバーリスク・オーバーリターンまで、
激ヤバ高利回り商品をご紹介したいと思います。

 

MLPやジャンク債、高配当リートなどが登場しますよ!

 

 

なぜ高利回り商品を紹介するのか?

…さて、昨日上げた記事を見ていただいた方には

「こいつ二重人格なんじゃないか???」

と思われた方もいらっしゃるでしょう。


それも無理からぬことです。


ちょうど昨日、

「魅力的に見えるものに飛びつくのは良くないよ!」

そんな趣旨の記事をあげていますから。

 

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そんな中、舌の根も乾かないうちに激ヤバ利回り商品を紹介するのは、
なかなかいい度胸してると思われるのではないでしょうか。


一つ誤解を解くために申しておきますと、
何もハイリスクの商品に無制限に投資をしてみようと言ってるわけではないのです。


今からあげるリストは、
私の投資候補として検討したものの備忘録みたいなものです。

私もこれらの商品に無制限に投資をするつもりはありません。


仮に投資する場合の目安としては、

Point
  1. 1アセットあたりポートフォリオの5%を上限とする
  2. 比率だけではなくて金額の絶対水準も見る
  3. 金額の検討にあたっては全額失っても惜しくない程度とする

こういった方針で投資をするつもりです。


また利益目的というよりも勉強目的の側面が強いです。

私一押しの投資家、ハワードマークスも、

誰もが悲観的となる下げ相場で、人々から嫌われ、見捨てられる商品にこそチャンスがある


そんな趣旨のことを言っています。

時はまさに、歴史的な下げ相場。

こうした商品の値動きの特性とリスク、構成銘柄のデフォルト、
減配無配の有無などを肌で感じるには絶好の機会です。


そんなわけで前置きが長くなりましたが、
私が検討対象としたハイリスク・ハイリターン商品のリストをご紹介します。


なお、個人的な備忘録も兼ねていますので、個別に詳細な検討はいたしません。
このリストを見て投資を検討される方は、ご自身でも個別に詳しく調べ、
中身をよく理解されることを強くお勧めします。

 

自分が投資をしているものがよくわからないというのが一番怖い状態ですからね。

何かあった時に自分で腹落ちができていないと目も当てられません。


それではイカれたメンバーを紹介していきます☆

エネルギー産業への投資:ZMLP

さて一発目はZMLP (Direxion Zacks MLP High Income Index Shares) です。

しょっぱなからラスボス感ありますね。
米国投資界隈では有名な銘柄ですから、
ご存じの方も多いのではないでしょうか。


ZMLPは、MLP25銘柄に投資をするETFです。
MLPとはマスターリミテッドパートナーシップの略称です。

極めて乱暴な言い方をしますと、
「原油などのエネルギー関連のインフラ投資に関するETF」です。
仕組みの詳細は、こちらで大変わかりやすく解説されています。

www.nisa-etf.work

利回り

なんと3月15日時点での配当利回りは、なんと36%です。

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とんでもないことになっちまいました。。
ただし、価格の下げがきついですね。
直近の原油安を受けて、もろに売られているのでしょう。

この時点で、検討対象から外れる方も多いでしょう。
きな臭さが尋常ではありません。


ZMLPは今何かと話題のエネルギー関連のビジネスに投資をする商品です。
原油、シェールオイル、天然ガス、、そういったものですね。


ただし、投資対象は川上、つまり生産の方ではなく、
主に川中(精製、備蓄、輸送)の分野に投資をしているようです。

よく聞く売り文句としては、

川中事業、つまり、パイプラインや貯蔵施設の利用に関する長期契約などを収入源としているので、原油価格の影響を直接的に受けにくい


…といったものがあります。


一方で、運用会社のホームページには川上が15%程度、川中が50%程度、川下が35%程度と記載されています。

川上は原油の生産、川下は販売ですから、もろに需要の変動の影響を受けそうです。
この点は、理解しておく必要があるでしょう。

www.direxion.com

リスク面

そして、こいつの一番の懸念点は配当原資ですね。

通常、配当は利益の範囲内で払います。
しかし、このZMLPの運用会社のホームページを見てみると、
Dividened(配当)ではなく、 Return of Capital(資本の返還)とあります。


これは、投資先から得た収入ではなく、
私たちが支払った出資額が配当原資になっているものと考えられます。

いわゆるタコ足配当ですね。

この時点で「これ持続性大丈夫なのか」という疑問符がつきます。


さらに、足元の原油安ですから、
この状況が一朝一夕に改善するとは考えにくい、、

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私の投資方針

というわけで結論としては、

結論

私はやめておきます。

ということになりました。


もし仮に購入する方向で検討するとなると、

  1. 当面の減配・無配リスクを覚悟して
  2. 構成銘柄のデフォルトリスクも目をつぶって
  3. 今後、原油価格が事業採算まで上昇したときに
  4. 安値で仕込んだことによる高利回りを享受する

こうしたシナリオになるかと思います。


MLPの投資対象と完全に一致するわけではありませんが、
「事業採算」については、シェールオイルの採算ラインを
参考にしてみましょう。


ZUU onlineの原油価格の下落、シェールオイル業者は生き残れるだろうか?という記事によると、シェールオイルの採算ラインは50ドル前後のようです。


3/15日現在、原油価格(WTI先物)は、30~35ドルのレンジで動いています。
さらにロシア・サウジ間の関係悪化により、協調減産も期待できそうにありません。


自分で書いておいてなんですが「やっぱり厳しそう」です。
もしやるなら、「本当に失っても惜しくない金額」が絶対条件ですね。

自分で成功のストーリーさえ描けないものは、賭けにすらなっていません。

モーゲージREIT:SRET

次はSRETSuperDividend® REIT ETFです。

REITに投資するETFですね。

「世界で最も利回りが高い30のREITに投資する」
…というコンセプトのようです。

利回り

そのコンセプトに恥じぬ高利回り、10.9%です!

総経費率も0.59%と、この手のETFとしてはまずまずです。

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出典:GLOBAL X

https://www.globalxetfs.com/funds/sret/

 

チャートも見てみてみましょう。

おー、、がっつり下がってますねぇ、、

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S&P500に対するβ(市場価格の連動のし易さ)は0.7です。
それなりに、暴落時はダメージを食らうようですね。

リスク面

さて、健全な疑問として、

「なんで、そんなに利回りがいいの。。???」

そのように思われていることでしょう。


リスク面で見過ごせない点がございます。
次の図をご覧ください。

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出典:GLOBAL X

https://www.globalxetfs.com/content/files/SRET-factsheet.pdf

 

これは、組み入れ銘柄の種類の構成比ですね。

Morgate REITs がトップ、60%程度を占めています。


このモーゲージREIT、

モーゲージ債とモーゲージ担保証券(MBS)に投資をするREITです。


そして、このMBSとは、

サブプライムローンが組み込まれていたことで、世界的な金融危機の一因となった、あの商品です。


こちらのASSET NOTESさんで詳しく解説されています。

要は、住宅ローンを借りている人たちの信用リスクを負っているわけです。

 

さらに、このETFではレバレッジを掛けて利回りを高めています
つまり、借金をしているわけですね。

構造としては、短期調達で長期の利回りを狙う、、といったものです。
ですので、短期金利の急騰や、イールドカーブのフラット化がリスク要因ですね。
この辺りは、JPモルガンアセットマネジメントのHPでも解説されています。

 

リスクが顕在化するシーンとしては、

  1. 信用リスクが高まり、
  2. 短期金利の急騰や、イールドカーブのフラット化が見られるとき

こうしたことが懸念されるときです。


最近やんけ!

私の投資方針

…というわけで、私自身の結論としては、、

結論

信用リスクの顕在化などはこれから本格化しそうなので、もう少し下がるまで待ちたい。その後なら、ちょびっと仕込んでみたい。

 

ということです。


めちゃくちゃきな臭いのは間違いないのですが、
リスクが顕在化して市場価格が下がりきった後なら、
少しだけ保有してみたいところです。


ただ、言うは易しで、
タイミングよく底値を拾うのは難しいかもしれませんね、、

  

なお、モーゲージREITの詳しい解説は、
GLOBAL X社のHPにあります。

こちらもご参考ください。

globalxetfs.co.jp

 ハイイールド債:JNK

最後はJNKSPDR® Bloomberg Barclays High Yield Bond ETFです。

ハイイールド債(ジャンク債)に投資をするETFですね。

利回り

真っ先に気になるのは利回りですね。
State Street社のHPでは、6.05%とあります。

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うーん、SPYDの配当利回りが6%を超えていますので、
相対的にやや見劣りする水準ですね。。


一方で、これから低格付先に対するデフォルトの懸念が高まっていった場合、
信用スプレッドが高まっていくと思われます。

 

つまり、

「高リスクの先にお金を貸すなら、利回りが高くないといやだ!」

というわけですね。


さらに、市場価格が下がれば安く仕込めます。
安く仕込めれば、利回りも高くなるわけです。

 

現在のチャートは以下の通りです。
足元で大きく下げたとはいえ、
まだ、2008-2009年頃の下値には届いていませんね。

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これから先、さらにこの手の高リスク商品が嫌気されるようになれば、利回りは10%を超えてくる場合もあるでしょう。


なお、総経費率は0.4%。これはまずまずの水準です。

リスク面

一方で、リスク面も気になります。

例えば、組み入れられている債権の格付はどうなのでしょう?


運用会社が格付別の組み入れ比率を公開しています。

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出典:State Street

https://www.spdrs.jp/etf/fund/fund_detail_JNK.html

ジャンク債と言っても、BB格が50%を占めています。
あとはBが37%、CCC以下は12%程度ですね。 

では、「こいつら、どれくらいの確率でデフォルトするの?」というのが気になるところです。


かなり荒っぽいですが、
格付会社S&Pの全業種を対象とした、
格付別の1年倒産確率(PD)データを見てみましょう。

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出典:S&P Global

https://www.spratings.com/documents/20184/774196/2018AnnualGlobalCorporateDefaultAndRatingTransitionStudy.pdf


ざっくりとした水準としては、

  1. BB格は、平時は0%~0.2%近傍、2009年のリーマン時は1%まで上昇
  2. B格は、平時は0.4%~2%近傍、2009年のリーマン時は10%まで上昇
  3. CCC以下は、平時は11%~33%近傍、2009年のリーマン時は50%まで上昇

 といったところでしょうか。


ただし、CCC以下にはC(シングルC)のような、
本当に悪い先も含まれています。

ファンドのCCC以下の内訳まではわかりませんが、
流石にCばっかりです☆といったことはないと思われます。

 

リーマン時=ストレス期のPD水準を見ると、まだ仕込むのはちょっと怖いですね。これからさらに企業の信用状態が悪化し、ある程度、デフォルトが発生した後に仕込んだ方が良さそうです。

 
ちなみに、格付の組み入れ比率で加重平均した、
平時のデフォルト率は2%くらいと思われます。
(手元でウルトラざっくり計算したので信用しないでください☆

 

運用会社のHPによると、Average Yield To Worst*は8%程度です。
2%程度のデフォルトなら、十分に吸収できるでしょう。

* デフォルトが発生しない前提かつ、早期償還も考慮した場合の利回りです。
「デフォルト無しなら、これくらい利回りが期待できる」、、そんな目安です。

私の投資方針

というわけで、結論としては、、

結論

個人的にはアリ。ただし、仕込み時はデフォルトリスクが顕在化した後にしたい。

ですね。


落ちてくるナイフを掴みたいところですが、
まだ刃が鋭すぎる印象です。

もう少し待たないと、手がズタボロになりそうです。。

最後に:投資は自己責任で!!!

というわけで、暴落時が仕込み時の高利回り商品を紹介いたしました。

繰り返しになりますが、
上記の内容は私個人が投資判断をするために検討した内容です。
投資したほうがいいよ!と勧めているわけではなく、
「私だったらこう考えるよ!」という考え方をご紹介しているものです。

 

月並みですが、

「投資は自己責任で!」

こういうことでございます。

 

それでは、この荒れ相場が皆様にとって多くの学びを得らえる機会となることを願っております。

 

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