さて、ファクター投資の続きを書く前に、久しぶりにあの銘柄に触れておきたいと思います。
そう、、俺たちのZMLPです。
ZMLPってなんでしたっけ
極めて乱暴な言い方をしますと、
ZMLPは、
「原油などのエネルギー関連のインフラへ投資するETF」です。
詳細は以前の記事をご確認ください。
以前の記事で投資可能性を検討した結果、
「私はやめておきます」
という結論に至ったものです。
あれからまた、少し状況も変わってきましたので現状を確認します。
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株式併合があった
株式併合があったみたいですね。
8株⇒1株にまとめられたようです。
しぐのる様のブログで解説されています。
私も「あぁ!?くっそ暴騰しとるやんけ!」と、
一瞬、めちゃくちゃ悔しがった記憶があります。
その後、「あ、株式併合か^^」と、落ち着きました。
株価は上昇傾向にある
肝心の株価は上昇傾向にあります。
出典:SeekingAlpha
https://seekingalpha.com/symbol/ZMLP?s=zmlp
3月の最安値が30ドル弱ですから、
既に株価は2倍まで上昇していることになります。
(もちろん株式併合後で見ても、です)
というわけで、3月に買えた皆さん、おめでとうございます。
買えなかった私は悔し涙で枕を濡らす日々を送る次第でございます。
クソ雑魚ビビり野郎と罵ってください。
なんで株価上がったの?
おそらく、
- 主要産油国による実質的な減産合意の達成
- 原油価格の上昇
- Fedのジャンク債購入等による企業救済
この辺りが追い風なんだろうなーと。
MLPの投資先の1つであるシェール業界は、財務体質の弱い中小業者が多いみたいですね。
ですから、上記3のジャンク債購入は、特に当面の延命が期待できることで、
プラスに働いたのではないでしょうか。
ただ、いずれもまだ、本質的な解決には至っていない印象であり、
まだまだ「安心」には程遠いかなぁと思います。
めっちゃ高い配当はどうなったの?
現在の配当利回りは、約16%です。
(計算根拠)
- 5/27時点の株価:60.22ドル
- 3月の四半期配当実績:2.4ドル ⇒ 年換算9.6ドル
ちなみに、株式併合前の四半期配当が0.4ドルです。
これを単純に8倍すると3.2ドルですから、実質減配ですかね。
相変わらず「配当利回り16%(払うとは言っていない)」感が半端ないですが、
それでも表面上の数字に食指が動いてしまうのは人の子の性というものですね。。
この銘柄、タコ足だよね?
はい。まだその状態との認識です。
運用会社のHPにも、そのように受け取れる表記がまだあります。
↓最後のreturn of capitalってところですね。
出典:Dirextion
http://www.direxion.com/products/direxion-zacks-mlp-high-income-etf
つまり、
- 投資先から得た収入ではなく、
- 私たちから集めた投資元本を切り崩して配当原資にしている、、
というわけですね。
なんで相変わらずタコ足なの?
まだ、収入を配当原資にするほどには回復してないんじゃないですかね?
収入は主に長期固定契約のパイプラインの利用料などになると思いますが、
これもフィーの全部が固定かどうかはわかりません。
多少は変動部分があってもおかしくないですし、そもそも、保有しているパイプラインの稼働率自体が高いのか低いのかもよくわかりません。
実際に配当原資を確保できていないところを見ると、
想定通りの収入は得られていないんでしょうね。。
結局、投資対象になるのか?
楽観シナリオはこんな感じだろうか
「買い」の判断をするとしたら、次のような楽観シナリオを「信じる」感じですかね。
- 当面はタコ足配当だが、
- 高配当をエンジョイしつつ、
- 経済再開&原油需要の回復で株価もさらに上昇し、
- 機を見て売却してインカム&キャピタルゲインをゲット!
…うまくいくんですかねこれ。
原油価格は、5/27現在で34ドルまで回復しているんですよね。
一時期のマイナス価格がうそのよう、、
出典:ChartPark
https://chartpark.com/wti.html
悲観シナリオは、
- コロナウイルスの再蔓延による経済再開の延期
- 協調減産の再決裂&原油価格の下落
といった要因によって、再び安値に沈む感じですかね。
何もなくても株価(基準価額)下がるんじゃないかって?
そっすね。タコ足ですからね。
ですので、キャピタルゲインが欲しいならそれ以上の資金流入が必要なんじゃないですかね。
ウイルスも原油生産も、さっぱり予測がつきませんね。。
もともと予測はしない主義ですが、本当にさっぱりわかりません。
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自分はどうするのか
ちょっとだけ買ってみようと思います。
研究用ですよ研究用。研究用って言っておけば、許されるってどこかで見ました。
…というのは半分冗談で、まぁちょろっと持ってみるのも面白いと思いました(儲かるとは言っていない)。
リスク要因は解消の見通しが立ってませんが、
これだけ緩和マネーがあふれていると、短期的には株価が浮上することもあり得ます。
というわけで、ポートフォリオのほんの数%分だけ買ってみます。
こういうのを宝くじ効果っていうんですかね、、『ファクター投資入門』で読みました。
というわけで、ZMLPのご紹介でした。
このZMLP買う金で、少しでもSPYDやVOOを買い増した方がいいと思ったのは内緒だ。。
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もしくは、堅実に貯蓄ですよ貯蓄。
どなたか私を止めてくださいませんかね。